シャンパーニュ地方、造り手に最も好まれている
ピノ・ノワール産地が
《アイ村》。
“ブラン・ド・ノワール” を造る場合 それに、
《ヴェルズネ村》の酸と、骨格、
《ブージー村》の豊潤な果樹味をアッサンブラージュする事でシャンパーニュに奥行きと華やかさを備えさせる様です。
“ブラン・ド・ブラン” を造る時のシャルドネの選び方は、
辛口に仕上げる為の《シュイイ村》
躍動感の《クラマン村》
優雅さをもたらす《アヴィーズ村》
丸みのある蜂蜜の様な《オジェ村》。
そして、そのグラン・クリュの中でも別格の畑にしてシャルドネの聖地といわれている・・・
鋭角的な酸で全体を引き締める為の
《ル・メニル・スュール・オジェ村》。
(各メゾンは、それぞれの畑の特長を生かした絶妙なアッサンブラージュで人々を魅了しています)
シャンパーニュは、アッサンブラージュの芸術とも言われていますが、それは葡萄品種の選択だけでは無く、その葡萄のクリマ、配合比率は勿論、
更にいえば
“ヴァン・ド・レゼルヴ” (リザーヴ・ワイン)
のヴィンテージに至るまで多岐にわたり、話を聞くだけで気が遠くなります。
そもそも
《ル・メニル・スュール・オジェ》のシャルドネは硬い酸が特長ですから、混合品種の1つとして使用しているメゾンがほとんど・・・
そんな中、
《ル・メニル・スュール・オジェ》のしかも単一年に収穫された、シャルドネだけを使用して、まるでブルゴーニュワインの様に造られているシャンパーニュがあります。
アッサンブラージュの概念に真っ向から挑んでいるグラン・メゾンまたはそのキュヴェとは・・・
有名なところでは、
『サロン』。
(サロンはサロンしか造っていませんから、気にするべきはヴィンテージのみで、注文が楽ですね・・・)
『クリュッグ』の
《クロ・デュ・メニル》。
(とても高価で、正に雲の上のシャンパーニュでして なかなか扱う機会に恵まれません)
そして、サロンはその状況で良いものが造られた年だけのリリース。
サロンの名にそぐわないと判断された場合は姉妹会社の
『ドゥラモット・ペール・エ・フィス』に全てまわされ、
今のところのスパンとしては、3年に一度位しかリリースされていないので、なかなか手に入りません。
(上記3つのシャンパーニュはまたの機会に・・・)
“ブラン・ド・ブラン”は往々にして高価ですが、日本では「有名で無い」というだけで、お手頃価格で手に入る
《ル・メニル・スュール・オジェ》の”ブラン・ド・ブラン” シャンパーニュも (探せば) あります。
有りました。
《ル・メニル・スュール・オジェ》のシャルドネだけを使ったお手頃なブラン・ド・ブラン。『ロベール・モンキュイ』の
「ブラン・ド・ブラン ブリュット ル・メニル・スュール・オジェ グラン・クリュ」
価格から考えたら有り得ない程の素晴らしいアルコール度数、まろやかな泡、酸味。
価格が高くない理由は2つ。単一ヴィンテージでは無い事と、ただ日本に於いて有名では無いから・・・ぜんぜん構いません。
歴史あるレコルタン・マニピュランのノン・ヴィンテージ シャンパーニュ。
今現在
エピのハウス・シャンパーニュとして扱わせて頂いています。
グラス(フルート)でもブティユでもご注文承ります。
お試し下さい・・・