日別アーカイブ: 2013年4月5日

長野県産 紫アスパラガス 入荷しました・・・

なかなか手に入らない 珍しいアスパラガスが入荷しました。

生でシンプルに御提供しています。
甘味があって、シャキッとした食感は
《ル・メニル・スュール・オジェ》の酸味のある”ブラン・ド・ブラン”のシャンパーニュにピッタリです。o0405072012488572710調理するとグリーンアスパラガスに似た感じになりますが、このアスパラガスは、生でサラダの様にして食するのが一番です。
エピでは、
『自家製サーモンのマリネのグージョネット仕立てとアイオリソースに絡めてフレッシュな紫アスパラガスと召し上がって頂きます』。
o0405072012489659883御試し下さい。o0405072012488572733

ル・メニル・スュール・オジェ・・・

シャンパーニュ地方、造り手に最も好まれている

ピノ・ノワール産地が
《アイ村》。

“ブラン・ド・ノワール” を造る場合 それに、
《ヴェルズネ村》の酸と、骨格、

《ブージー村》の豊潤な果樹味をアッサンブラージュする事でシャンパーニュに奥行きと華やかさを備えさせる様です。

“ブラン・ド・ブラン” を造る時のシャルドネの選び方は、
辛口に仕上げる為の《シュイイ村》

躍動感の《クラマン村》

優雅さをもたらす《アヴィーズ村》

丸みのある蜂蜜の様な《オジェ村》。

そして、そのグラン・クリュの中でも別格の畑にしてシャルドネの聖地といわれている・・・

鋭角的な酸で全体を引き締める為の

《ル・メニル・スュール・オジェ村》。

(各メゾンは、それぞれの畑の特長を生かした絶妙なアッサンブラージュで人々を魅了しています)

シャンパーニュは、アッサンブラージュの芸術とも言われていますが、それは葡萄品種の選択だけでは無く、その葡萄のクリマ、配合比率は勿論、
更にいえば

“ヴァン・ド・レゼルヴ” (リザーヴ・ワイン)

のヴィンテージに至るまで多岐にわたり、話を聞くだけで気が遠くなります。

そもそも
《ル・メニル・スュール・オジェ》のシャルドネは硬い酸が特長ですから、混合品種の1つとして使用しているメゾンがほとんど・・・

そんな中、
《ル・メニル・スュール・オジェ》のしかも単一年に収穫された、シャルドネだけを使用して、まるでブルゴーニュワインの様に造られているシャンパーニュがあります。

アッサンブラージュの概念に真っ向から挑んでいるグラン・メゾンまたはそのキュヴェとは・・・

有名なところでは、

『サロン』。
(サロンはサロンしか造っていませんから、気にするべきはヴィンテージのみで、注文が楽ですね・・・)

『クリュッグ』の
《クロ・デュ・メニル》。

(とても高価で、正に雲の上のシャンパーニュでして なかなか扱う機会に恵まれません)

そして、サロンはその状況で良いものが造られた年だけのリリース。

サロンの名にそぐわないと判断された場合は姉妹会社の
『ドゥラモット・ペール・エ・フィス』に全てまわされ、

今のところのスパンとしては、3年に一度位しかリリースされていないので、なかなか手に入りません。

(上記3つのシャンパーニュはまたの機会に・・・)

“ブラン・ド・ブラン”は往々にして高価ですが、日本では「有名で無い」というだけで、お手頃価格で手に入る
《ル・メニル・スュール・オジェ》の”ブラン・ド・ブラン” シャンパーニュも (探せば) あります。

有りました。

《ル・メニル・スュール・オジェ》のシャルドネだけを使ったお手頃なブラン・ド・ブラン。o0405072012487727233『ロベール・モンキュイ』の

「ブラン・ド・ブラン ブリュット ル・メニル・スュール・オジェ グラン・クリュ」

価格から考えたら有り得ない程の素晴らしいアルコール度数、まろやかな泡、酸味。

価格が高くない理由は2つ。単一ヴィンテージでは無い事と、ただ日本に於いて有名では無いから・・・ぜんぜん構いません。

歴史あるレコルタン・マニピュランのノン・ヴィンテージ シャンパーニュ。

今現在
エピのハウス・シャンパーニュとして扱わせて頂いています。

グラス(フルート)でもブティユでもご注文承ります。

お試し下さい・・・

ヴォーヌ・ロマネ村のグラン・クリュ・・・

数々のロマネ・コンティを抜栓した事がある熟練のシニア・ソムリエ氏が、「今まで抜栓したロマネ・コンティの中で一番状態が良い」と言っていた保存状態抜群の1994年物のロマネ・コンティ。

優良年で無く、早い時期の抜栓でもワインのコンディションによっては 他のDRCの赤ワイン5本を「実力通り」に凌駕することがあるとの事。

逆に優良年でも「抜栓タイミング」や「保存状態」、「飲む側の気持ち」や「経験値次第」で大きくコメントが左右されてしまうのもロマネ・コンティ。

”エシェゾー”、”グランゼシェゾー”、位でしたらまだその他のヴォーヌ・ロマネ村のワインの延長線上にあるイメージですが、
”リシュブール”、
”ロマネ・サン・ヴィヴァン”から上のキュヴェになるとDRC社 独特の味と香りが如実に強く感じられ、

ビオデナミ特有の出で立ちに驚く人も居る程です。

ある程度の「慣れ」が必要なワインかも知れませんし、これが1万円~2万円のワインでしたら、誰も話題にはしないのですが、ひとたび市場に出れば100万円前後のワインですからネガティヴな意見も致し方無い事です。o0640048012486889459色々な本、雑誌、インターネットなどのインプレッションを読むと、大体に於いて同一ヴィンテージなら

“ラ・ターシュ”が”ロマネ・コンティ”の印象を上回る事が多い様ですが、理由は・・・わからないです。

マダム ルロワは 10年位前のインタヴューで「20年かかってようやく”ロマネ・コンティ”が最も偉大な葡萄畑であるわけがわかりました。そうなる前は、”ラ・ターシュ”に惚れ込んでましてね」と仰ってます。

強いて言うなら、”ラ・ターシュ”は畑面積が広いので瓶詰め本数も多くなり、安定した品質、味わいの平均を採ることが出来、意外と直ぐ飲んでしまえる柔軟性を持ち合わせているからでしょうか・・・私の経験した

”ラ・ターシュ”は 「いつの 何を飲んでも」外しが無かったです。

でもやはり、”ラ・ターシュ”云々より、”ロマネ・コンティ”の抜栓タイミングの難しさなのかも知れません。
全ての状況が整った時の”ロマネ・コンティ”はこの世の物とは思えない程素晴らしいワインの様ですから・・・

億万長者ドリス・デュークのコレクション物で、オークションにかけられた今や幻の1934年”ロマネ・コンティ”を2004年に試飲したクリスティーズ ニューヨーク、百戦錬磨のワイン部門担当リチャード氏は口に含んだ途端腰が抜け、その場に座り込んだそうですし、マイケル・ブロードベント マスター・オブ・ワインは、1962年の”ラ・ターシュ”に5つ星満点中 異例の6つ星を付けました。

比べる物では無いのですね。o0480064012486889489エピでもこんなに素晴らしいラインナップでワイン会を行いたいものですが、私としては 一生のうち何度飲めるかわからない様な貴重なワインは、それ”ひとつ”だけで経験したいです。
オールスターキャストの映画は、誰を見て良いやら、わからなくなりますので・・・