月別アーカイブ: 2013年1月

Le 24 Janvier・・・

私と同じ誕生日という事が縁で親しくさせて頂く様になり早5年。

今年も西崎さんがいらっしゃって下さいました。
お二人は今年9月に御結婚も決まり、幸せ一杯のお誕生日でしたね!

お花まで頂いてしまい 何だか逆に申し訳無いです。いつもありがとうございます!西崎さん、ちずるさん、新婚旅行決まったら教えてください。

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御近所の伊藤さん、1月24日生まれの大先輩もいらっしゃって下さいました。
御年70歳とは思えない若々しさです。パパさん、ママさんいつも有り難う御座います。


照れ隠しで偶然エピに寄ったフリをしながら来てくれたワイン仲間の井尾さんからは、 私の大好きな ドメーヌ ペロ ミノ 《シャンボール ミュジニー “ヴィェイユ ヴィーニュ“》 をご馳走になり、恐縮至極です。井尾さんありがとう!ワイン、美味しかったです。
t02200391_0405072012391661967マシタさんからは、フランス里帰りの際に見つけてくれたという、エッフェル塔グッズを頂きました!t02200391_0405072012392491760早速組み立ててみたいと思います。ましたさん、ご主人、里帰りの際にまでエピの事を考えて下さり感動です!

Merci Beaucoup!

様お気使い頂き本当に有り難う御座いました!

そして、エピスタッフの皆もありがとう!


業務連絡・・・「セレブリティ・リフレクション」 。西崎さん宜しくお願いします。

ドメーヌ カミュ ペール エ フィス・・・

ブルゴーニュで一番最初に開墾された畑を有する村。

今現在、フランス全土と世界中の著名ワイン産地に浸透している 《クリマ》の基本概念を最初に確立した土地。

ナポレオン1世。ボナパルトが愛飲していたとされているワインの生産地。

コート・ドールのグラン・クリュ最北端。

ブルゴーニュ最大の葡萄畑面積の中に1つの村としては最多の9つの特級畑。

などなど沢山の枕詞を持つ事で ヴォーヌ・ロマネ村と双璧を成し、そして何よりブルゴーニュワインに興味を持った時、先ず最初に立ちはだかる壁。

ジュヴレイ・シャンベルタン村。

何故か?

先ず例えば、クロ・ド・ベーズはシャンベルタンを名乗れるがその逆は不可・・・とか、マゾワイエールはシャルムを名乗れるとか・・・決まり事に対しての例外が多く、覚えなければならないことが沢山有る。

(そもそも これらの畑には 表土、土壌の違いやコンブ・グリザールからの冷涼な風の影響など、品質に変化をもたらす要因が数多く含まれているのに、なぜ同じクリマ名を名乗れるのか?)

商業的な理由でこの様にカテゴライズされているのでしょう、例えば マゾワイエールの畑を持っている造り手の殆どは 出来上がるワインに「知名度の高い」シャルム・シャンベルタンのエチケットを貼って出荷します。

その方が売りやすいから・・・

そんなジュヴレイ シャンベルタン村でテロワールの違いを尊重し、”マゾワイエール”は”マゾワイエール”。

”シャルム”は”シャルム”として出荷している造り手は 恐らく一人か二人。

1732年まで記録を遡れる歴史ある名家。

ドメーヌ カミュ・ペール・エ・フィス

当主 ユベール・カミュ氏。

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最新の醸造技術を使わず、昔ながらのブルゴーニュスタイルでワインを造り続ける姿勢は常に賛否両論を呼んでいますが、単純に畑の違いを知りたい時、ストレートに造られたこのドメーヌのワインだけがそれを教えてくれます。

先日抜栓下さったMさん、2001年のマゾワイエール・シャンベルタンはいかがだったでしょうか?

シャルム・シャンベルタンと飲み比べをしてみても良かったですね。

きっとマゾワイエールに緻密なテクスチャーを感じたと思います。

蛇足ですが、3年ほど前に抜栓した1992年のドメーヌ カミュ・ペール・エ・フィス 《シャンベルタン グラン・クリュ》 マグナムボトルの優しく、それでいてパワフルだった味わいは今でも覚えています。

とても良かった。

それ以来 私はこのドメーヌに対して「賛否で言うなら”賛”」の立場です。

こういう生産者が1人居てくれるお陰でブルゴーニュワインは面白いのです。t02200391_04050720123764547991990年 フランス政府は、長年ブルゴーニュワイン発展の為に貢献した実績を讃え、最高の栄誉である<レジョン・ドヌール>をユベール・カミュ氏に叙勲しました。

決して押しの強いワインを造らない、人間的にも謙虚なユベール・カミュ氏が コルドン・ルージュを身に付けて外出する事は無いと思います。

ワインと造り手の人柄との整合性。

このブルゴーニュワインの決まり事に例外は無いのです。

2013年、明けましておめでとう御座います・・・

皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。

2013年1月4日に行われた 毎年 春、夏、冬の3回行っている恒例の 「ちびたさんのワイン会」及び「新年会」のご報告です。

今回参加人数の関係で1アイテム1本では足らず、2本づつ、物によってはマグナムボトルでの対応となりました。

ラインナップは・・・

シャンパーニュ 2本、とても久し振りの
《テタンジェ》ノン・ヴィンテージ。
故ミッテラン元仏大統領時代にフランス公式晩餐会で振舞われていたシャンパーニュ。蜜の後味と、黄色いフルーツのイメージがとても爽やか。軽すぎず重くない絶妙のバランス。
白ワインは、2ドメーヌ4本。

《ドメーヌ シモン・ビーズ》
2010年 サヴィニー・レ・ボーヌ・ブラン
1級 “オー・ヴェルジュレス”。
去年還暦を迎えた パトリック・ビーズ氏、余裕の造り。

因みに<ドメーヌ シモン・ビーズ>のワインは世界で初めて宇宙で飲まれたワインです。
《ドメーヌ コルディエ》
2010年 プイィ・フュィッセ “ヴィエイユ・ヴィーニュ“。
(ブラインド・テイスティング)
クリストフ・コルディエ氏の造る深い白ワイン。
赤ワイン、4ドメーヌ 、マグナム・ボトルを含む7本。

《ドメーヌ マルキ・ダンジェルヴィル》
ヴォルネイ 1級 “シャンパン” マグナム・ボトル 2005年!
次に閉じたら、その後10年は待たないといけなくなるかも知れません。
《ドメーヌ シモン・ビーズ》
2010年サヴィニー・レ・ボーヌ・ルージュ
1級 “オー・ヴェルジュレス“。
本当に今直ぐ飲んでも素晴しい造りだということが判ります。
《ドメーヌ ティボー・リジェ・べレール》
2010年 オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ。
(ブラインドテイスティング)
このドメーヌの ニュイ・サン・ジョルジュ 1級 レ・サン・ジョルジュは常に高評価です。
広域ワインはインポーター試飲会の際一目ぼれ、ケース買いです。
《ドメーヌ ジョルジュ・ルミエ》
モノポール 2009年モレ・サン・ドゥニ 1級 “クロ・ド・ラ・ブシェール”。
クリストフ・ルミエ氏のワインの中では壜詰め本数も多く、一番入手し易いのではないでしょうか。

ボンヌ・マールに程近いモノポールのそれは好立地に加え、醸造所までも車で数分の舗装された道なので収穫後の葡萄も傷みにくいです。

 
予算的にはもっと自由に選べたのですが、「同じ造り手、同一ヴィンテージで2本」という制約がありましたので、条件に合う中でのラインナップです。

今回のワイン達の楽しむべき所を要約すると、

「同一1級畑の ピノ・ノワールとシャルドネの テロワールとの関連性」

「良年の優良生産者によるマグナムボトルのゆっくりとした熟成具合の確認と飲み頃の見極め」

「グランクリュの畑を持たずして世界的名声を得た若い生産者による広域ワインのポテンシャル」

「有名な村とトップキュヴェの影に隠れてしまい正当な評価をなかなか得る事が出来ない一流ドメーヌ、モノポールの1級畑 再認識」になるでしょうか。

何れにしても、新年を飾るに相応しい面々です。

難しい表情を見せたワインは一本も無く、全てのワインが閉じる前か、1回目若しくは何度目かの開きを見せていて、抜栓タイミングの良さを実感しました。初参加の方々もお気に召していたようで ホッと一安心です。

一人あたりボトル一本の計算ですが、皆さん全員本当にお強くて・・・流石ですね。

因みに、ブラインド・テイスティングの結果ですが、私の後輩が造り手を正解してました。

駿君おめでとう!

ワイン会の最中に撮っていた画像データが全て飛んでしまい、手元に残った空瓶2本のみの写真です。

あしからず・・・

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皆様お疲れ様でした!