ヴォーヌ・ロマネ村滞在中、《ドメーヌ アンヌ・グロ》が敷地内に経営するシャンブル・ドットにお世話になっていたのですが、その隣の家が《ドメーヌ フランソワ・ラマルシュ》です。
毎朝 主要畑を散策する際、その家の前を通ることになるのですが、ドメーヌの庭の手入れをしていた植木職人の方が私をワイン好きの旅行者と見るなり
「ここのワインを飲んだ事あるか?とても良いワインを造っているよ」
と声を掛けてくれました。そういえば、畑を改良しはじめてからのニコールさんの造るワインは評価が上がってきています・・・有機栽培が実を結んできたのでしょう、土も柔く、良く耕されていました。
(2010年に認証取得)醸造の学校で教わった事を鵜呑みにするわけでもなく、どこかに修行に出たわけでも無く、コンサルタントを雇っているわけでもない、ほほ独学で高評価のワインを造り出しているのですから、これから益々楽しみなドメーヌです。
そもそも ヴォーヌ・ロマネ村に住んで グラン・クリュの畑をモノポールで所有しているというだけで、世界中から注目を浴びてしまい、さぞかし大変だろと思いますが・・・実に良くやってらっしゃる。
お若いのに偉いです。
前回のブログでお話ししたヴォーヌ・ロマネ村にある5つの十字架をご紹介します。
上の十字架は〈ラ・ターシュ〉から〈オー・マルコンソール〉方向、畑を囲っている石垣の突端にある十字架。
〈ラ・グランド・リュ〉と〈ロマネ・コンティ〉の間の道を登って行った先、〈ラ・ロマネ〉の更に上付近にある、一番標高の高い十字架。
世界一有名な十字架。
アンリ・フレデリック・ロック氏所有畑に位置する〈クロ・ゴワイヨット〉の十字架。前回のブログでご紹介した、〈ラ・クロワ・ラモー〉にある、ヴォーヌロマネ村で一番古い十字架。
ヴォーヌ・ロマネ一級〈クロワ・ラモー〉は、《ドメーヌ フランソワ・ラマルシュ》がかなり良いワインを造っています。
因みに今回のブログで使用している写真は全部同じ日、時間にして約2時間から3時間の間に撮ったもので、時系列通りにアップしてあります。
つまり、空模様を見ていただくとお気付きかと思いますが、僅か2~3時間の間でこの有り様。
ブルゴーニュ地方の天候の不安定さが少しは伝わりますでしょうか・・・