月別アーカイブ: 2011年11月

優良生産者 その2・・・

例えば、
葡萄のマチュリテが平均的に進んでいない年などは、意図的に収穫を早めに始め、まだ熟していない酸度の強い葡萄を手に入れる。

次に収穫日を少しずらし糖度を上げた葡萄を収穫し、

二種類の葡萄をアッサンブラージュ。

(同じ畑の同じ樹の葡萄ですが、別物と考えて良いでしょう・・・)

そうすることにより、バランスの良いワインが造れます。

が、

遅摘みのリスク、(雨、遅霜、雹害、動物による食荒被害など)

房ごとの糖度の見極め、

選別の手間が掛かりますので誰しもが出来る事ではないですし、これが 最良の方法というわけでもありません。

しかし、実施しているドメーヌの方々は大変だと思います。

名声のあるドメーヌだから出来るとも言えますし、取り組んでいたから後々評価されたともいえます。

幾つか前に書いた優良生産者とは、
正にこの辺りのことも軽々クリアしている方々で、もっと言うと、良いワインを造るための労力は惜しまないと決心した人達の事だと思います。

2005年のような恵まれた美しいヴィンテージは、自然の流れを変えないように人為的介在は最小限に留め、敢えて何もしない。

難しいヴィンテージは 状況判断とありとあらゆる技術で、より良いワインを造る為の手段を講じる。

良し悪しは別にして、ヴィニュロンにとっては 難しい年はやりがいがあり、技術を試せる貴重な機会でもあるので、強く印象に残るようです。

また、例外的(優良年)なヴィンテージのお話を何人かの造り手の方に伺いましたが、皆さん口を揃えて仰ったのは、

分かってはいるが醸造所に於て

「何もしない勇気」

を持つことはとても難しい事。だそうで、アンリ・ジャイエ氏の後を追うのも並大抵の事ではないようです。

2005年は、正に勇気を持った優良生産者が大成功を納めたヴィンテージでしたね。

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いずれにせよ簡単で、楽な年など無いということです。

お客様から沢山の頂き物・・・

白トリュフの塩はひとふりするだけで贅沢な香りが口内に広がる素晴らしい物で、飾り塩として使用させて頂いてます。

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長野県のスタッフ友人からは 沢山の新鮮な野菜とハーブ。

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特にホオズキが絶品で 正に”生まれてこのかた”の品でした。


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頂いた品々は エピでお客様に出させて頂いた他、休日には私がいつものこのワインと一緒に・・・

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皆様 本当にありがとうございました!

恵比寿の街もすっかりクリスマス気分です。

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こちらは六本木・・・

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先日のウエディングパーティー2次会で列席者のネームプレートをマカロンにチョコレートで書いてみました。お客様にも好評で 描いスタッフも苦労が報われたと思います。

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食べられるところが良いですね。

試飲会その後・・・

楽しみで行ってはおりますが、試飲会は買い付け目的です。あくまで・・・仕事なのです。 フランスへ行くのも・・・。                                    インポーター主催の試飲会でワインを気に入ると ケース単位(12本)での発注になりますので毎年この時期は事務所にワインセラーが増えてしまいます。                    徐々に集まって来ているワイン達を紹介します。

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1906年INAOの創立メンバーであり、ヴォルネーで200年続く歴史ある造り手
ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィル 2008年と2009年のACブルゴーニュ・ルージュ。  2006年のブルゴーニュ・ブラン。このワイン達は正に一目惚れで、 試飲当日にオーダーしました。正規代理店物で管理は折り紙付きです。

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特にピノ・ノワールは秀逸でワンランク上の出来だと思います。   本当に美味しいです。

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コート・ド・ボーヌの2006年は白ワインにとってとても素晴らしい気候だった様で 私、今のところ外れ無しです。                  

老舗ドメーヌの生産者から絶大な支持を得ている若手ヴィニュロン グレゴリー グージュ氏が中心となり運営している ドメーヌ・アンリ・グージュ。ご自身が所有する畑のあるニュィ・サン・ジョルジュ村に(身贔屓に成らない様にと)グラン・クリュを設定しなかったINAO創立メンバーの1人で とても誠実でフェアな方を祖父にお持ちです。

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トップクラスの人気を誇る ドメーヌ・クロード・デュガの広域ワインも帳合い先より届きました。         牝馬による耕作は葡萄の根を傷付けない為・・・。   化学肥料を使わず健康な葡萄を育てるのは フィルターを通さないでも透明感の有るワインを造り出す為・・・(勿論それだけの理由ではありませんが・・・)   一切の妥協を許さない頑固なドメーヌです。   先日のワインオークションで別のキュヴェが3番目に高額で落札されていたのも頷けます。

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ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエは《ヴァン・スュール・ヴァン》の大畑さんから2005年のバックヴィンテージ(パリのワインショップ経営者にして一流クルティエのピーター・ツーストラップ氏経由物)を譲って頂きました。    2005年は仕入れの段階で高額でしたので 同銘柄、他ヴィンテージと同じ金額では提供出来ませんが、気になる方はご相談下さい。

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 2009年の正規代理店物ACブルゴーニュ・ルージュ。   すでに試飲しましたが 今飲んでもとても美味しいです。        

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以前のこのブログでも紹介しましたが 年号以外のエチケットの違い お気づきですか?   状態が良い事の証しです。                       

是非ともエピでお楽しみ下さい!

 

生産者との試飲会・・・

先日、日頃からお客様に提供させて頂いているワインの生産者来日に伴い行われた インポーター主催による試飲会にお邪魔して参りました。                                      なかなかお会いする機会の少ない生産者の方々が一堂に会するという事で 大勢の関係者が集まっていました。                              今年の(2011年現在)夏に行われた イギリス王室 ウィリアム王子とキャサリンさんのウエディングパーティーで振舞われたシャンパーニュ、「ポル・ロジェ」。オーナーのユベール・ド・ビィイ氏はとてもシャイな方ですが、シャンパーニュの話になると、アサンブラージュの加減の事や 地中に伸びる古樹の根の長さの事など色々と丁寧に教えて下さいました。    スッキリとした酸は食事の前のアペリティフとしては勿論、コクの有るボディは食中酒としても非常に高いレベルで合わせられるシャンパーニュです。

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     「ヒューゲル・エ・フィス」のワインはグラスワインとしても使用させて頂いているエピで大変人気の有る白ワインで、ドイツに程近いアルザスのワイン会社です。   この地域は葡萄品種の名前、会社の名前、人の名前、その全てがどこかドイツ語の響きに感じますが、そこはやはりフランス。 出来上がるワインはとても華やかなフルーツをイメージさせる香り、輪郭の有る酸で食中酒として飲むのに適しています。                                  当主のエティエンヌ・ヒューゲル氏は BS放送のワイン番組 に出演経験有りの非常に社交的かつ気さくな方で、フランス語で云うところの ”サンパティック”な紳士。この言葉がこれ程しっくり来る方も居ないのでは無いかと思います。    (下の写真でご理解頂けるかと・・・非常に楽しい方です)

    o0533040011632930539                                                                         「アルタ エゴ」とも リエゾンをして 「アルテレゴ」 とも表記される シャトー・パルメのセカンド・ワイン。      金地に黒の文字が高級感を際立たせているエチケットで有名です。         短期決戦の試飲会では並み居る グランクリュワインを凌駕するポテンシャルを持っています。     

マルゴー村の特徴でもある  ”コクが有りほのかに感じる甘い香り”  は特に2006年のこのセカンド・ワインが表現していると思います。                                当主の トーマス・ドゥロー氏に感想を伝えた所 ドゥロー氏も同じ意見でした。                                     ファースト・ワインの(こちらは黒地にゴールドの文字)《シャトー・パルメ》と セカンドワインの《アルテレゴ》は いつ試飲しても ”このワインは随分と過小評価されているな”と思ってしまいます。   シャトー・パルメシャトー・マルゴーと同等に扱われて然るべきだと云うのは余りに極論でしょうか?

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                                                ブルゴーニュの老舗 ドメーヌ・ペランの当主、マーク・ぺラン氏はとてもダンディーで俳優さんみたいな方。     ワインの説明も丁寧で、1つ尋ねると3つ4つ答えが返って来る感じで 聞き逃すまいと集中して氏のお話に聴き入ってました。              何度も抜栓した事のあるワインですが、ご本人に注がれるとまた一段と美味しく感じます。       このような試飲会を経験させて頂く度に思うことですが ワインはただ 「栓を抜いて容器に注ぎ 口に運び 飲む・・・」 だけでは本当の美味しさは解らないということ。ワインに関するエピソード、提供温度、グラス形状、誰と飲むか、そして一番大事な自身の体調。この要素で全く違う飲み物になるのです・・・

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生産者の方々並びにジェロボームの皆様ありがとうございました!

vin sur vin・・・

虎ノ門に古くから在る有名ワインショップ。       《vin sur vin》           先日 約20年ぶりにお邪魔させて頂きました。                                         私、20数年前に神谷町で 《Vent vert》 という フランス料理店の立ち上げから3年間 料理長を勤めていました。          (そのレストランは若干の改装は施されていましたが ほぼ20年前のままレストランとして存在しています。現在のオーナーは1995年ソムリエ世界大会の覇者 田崎真也氏《レストラン S》)                                    《vent vert》 と 《vin sur vin》は徒歩5分位のすぐ御近所。                     ブルゴーニュの高級ワインが陳列棚にひしめく凄いお店ですが、分不相応にもワインを仕入れさせて頂いていたのです。                                           マネージャーの大畑澄子さんはワイン業界では既に有名な方でいらしたので、今思い起こすと我ながら随分と図々しい事をしたなと思いますが                  「私の若手スタッフにワインの事をご教授願えませんか?」                                    当時は私も若かったのでこんな不躾なお願いをしてしまったのです。                 ところが大畑さんは「ワインを広める為なら」とご快諾下さり、以後 週に一度私のレストランへ足を運んでいただいて(しかもノーギャラで・・・)ワインスクールさながらに教えをいただいておりました。                    あれから20年、私はワイン誌、他メディアなどで大畑さんの御姿、ご活躍を拝見していましたが、大畑さんは覚えていらっしゃらないだろうと考えておりました。    ところがお会いするや否や 「あれ?あなたの事知ってます」 と名前こそ御記憶には無かったですが 《vent vert》の話をすると直ぐに思い出して下さり 大変嬉しかったです!                                         ブルゴーニュの造り手との交流も盛んな大畑さんは 日本のワイン関係者で知らない人は居ない存在の方でして親交のあるドメーヌも超一流。               天才と云われた ドゥニ・モルテ氏 がお亡くなりになる日、最後に会った友人に 「明日は朝一番で約束があるから今日はこれで・・・」 と言って別れたそうですが、そのアポイントメントは大畑さんのものでした。   夜には食事の約束もしていたそうです。
現在の《ドメーヌ・ドゥニ・モルテ》は御子息のアルノー・モルテ氏が立派に後を継いでいまして、大畑さんの計らいで来日も果たしました。

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              そんなヴィニュロン達との交流も深い大畑さんにワインの話や造り手の事などをタップリ伺い店を後にしようとすると 「久しぶりに会えたから」 といって 《メゾン・フルーリー》のシャンパーニュを頂戴してしまいました!ありがとうございます!

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                            《vin sur vin 》は
ドミニク・ローラン氏やヴィンテージワインの世界的収集家としても知られる ピーター・ツーストラップ氏を初めて日本に紹介された事でも広く知られています。

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ボジョレー・ヌーヴォー・・・

毎年11月の第3木曜日(今年は11月17日)は新酒ワインの解禁日になります。皆様ご存知 ボジョレー・ヌーヴォー。
エピが今年選んだヌーヴォーは ドメーヌ立ち上げ僅か10年で今の地位を築き上げ”P・P”と大きく書かれたエチケットも印象的な ドメーヌ・フィリップ・パカレ
ワイン名も”ヌーヴォー”では無く”ヴァン・ド・プリムール”になってますので、つくずく他の人と同じ事をしない人ですね・・・
先だってのワインオークションでは ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエドメーヌ・クロード・デュガに次いで3番目に高額落札されていたドメーヌです。

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今年は 故マルセル・ラピエール氏の1番弟子である ジョルジュ・デコンブ氏、ラピエール氏甥のフィリップ・パカレ氏、ラピエール夫人マリーさん、モメサン社ジョセフ・ドルーアンマダム・ルロワのヌーボーが市場を賑わすはずです。
どのドメーヌも普段造りのワインが高評価ですから”ボジョレー・ヌーヴォー”に苦手意識をお持ちの皆様も1度お試しになっては如何でしょうか?
ボジョレー・ヌーヴォーというワインを日本に普及させた第1人者 ジョルジュ・デュブッフ氏のワインは今年もディスカウントショップやコンビニ等に多く陳列される様です。
昔から世間では「ボジョレーのワインが好き」と言えない雰囲気が 漂っていますが パリのビストロなどでは本当に良く見かけて それこそ水の様に皆さん口に運んでいます。
実際フランスで飲むと雰囲気も手伝ってでしょうか、いつもより美味しく感じます。
手頃ですし・・・   ところがこの”ヌーヴォー”ある矛盾を抱えています。
先ず解禁日の指定が有る事と、ワインの性質上 ”フレッシュ感”が大切ですので 運ぶのもスピードが命と云う事。勿論 日本には空輸で、しかもワイン法によりこの地域は機械による収穫が禁止されていますので葡萄は全て手摘みで行わなければならず、人件費がかさみます。
ですから空輸の件と併せて物凄いコストが掛かっているのに何故か低価格でしか販売出来ないワインなのです。 (とりわけ日本とイギリスはワインは熟成させないと・・・と仰る方が多いので新酒はなかなか高額では売れないのです)
ボジョレー・ヌーヴォーの事ではありませんが フランスでは先ず出始めのワインを飲み、自分でそのワインの飲み頃を決め ストックしておくようです。考えてみれば当たり前ですよね?飲んでも無いのに「2011年に2009年のワインを飲むのはまだ早い」なんておかしいです。
熟成させたワインは大変素晴しいですが、それは若くて元気な時のそのワインを知ってから・・・変化を是非味わって欲しいです。
今回のヌーボー、パカレ氏曰く「私が造る 他のワインと同等の品質である」旨仰ってますので楽しみです。

 

ハロウィンパーティー・・・

10月31日 毎年恒例 ご近所の  聖マリアン保育園  ハロウィンパーティーにエピも参加しました!仮装した可愛い子供達が大勢やってきてくれたので ご紹介します。

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先生や子供達の手作りポスターも毎年のお楽しみです!

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私の大好きな女優の あの方も お子様を連れて遊びに寄ってくれました!

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今年は例年以上にカボチャが大きくて目立ちましたが、なんだか可愛くなってしまいました。

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俯瞰気味で見ると少しは怖いでしょうか?

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モノポール・・・

ブルゴーニュのワインを注文するときに大事なのは 誰の?(造り手) ということです。 葡萄畑が隣でも造り手が違えば 全く別のワインになりますから・・・

ヴィンテージ、村、畑までが同じ名前のワインはそれこそ沢山在ります。 以前 ご紹介した ヴージョ村に於いては50以上の《クロ・ド・ヴージョ》もしくは《クロ・ヴージョ》が市場に出ています。

そんな所がブルゴーニュワインを難しく感じさせている所以なのでしよう。

まだあります ワインをお好きな方々なら一度は経験したことのある話ですが 「《シャンベルタン》 を注文したら 《ジュヴレイ・シャンベルタン》か運ばれて来た」・・・

よく聞きます。 グラン・クリュを置いてなくて仕方なく代わりにそれを持ってきたのならわかりますが、それならそう言うはずですから 多分違いをご存知無かったのでしょう・・・

《シャンベルタン》は往々にして高価ですから 私の様な身なりの人間がオーダーするわけ無いと思われたのかもしれませんが、せめて村名では無く”プルミエ・クリュ”を持ってきて頂きたいものです。

この行き違い 意外と多いので驚きます。
扱うのも注文するのも一苦労。
特に ジュヴレイ・シャンベルタン村は システムに例外的な事柄が多いので難しいです。 例えば 《シャンベルタン》を注文したとき 《シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ》が運ばれてきても不思議そうな顔をしてはいけません。

《クロ・ド・ベーズ》は”シャンベルタン”を名乗っても良いのです。

逆に 《クロ・ド・ベーズ》を頼んだのに 《シャンベルタン》を持ってこられたら 「いや お願いしたのは 《シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ》です」と正さないといけません。

《シャンベルタン》は”クロ・ド・ベーズ”を名乗れませんから・・・とか・・・

《マゾワイエール・シャンベルタン》は《シャルム・シャンベルタン》を名乗って良いとか・・・

ボルドーなら比較的簡単にピンポイントでお目当てのワインを頼む事が出来ます。
「2005年の《ラトゥール》下さい」で間違い無くそれが来ます 実はブルゴーニュにも有るんです。その位言葉少なにピンポイントで注文出来るワインが。

例えば 「2001年の《クロ・ド・ラ・ブシェール》下さい」と言えば テーブルには 「ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ 2001年 《モレ・サン・ドゥニ プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・ブシェール》 」
が間違い無く運ばれて来ます。
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例えば 「2005の《クロ・ド・ラ・ロックモール》下さい」

と言えば

「ドメーヌ・フルーロ・ラローズ ルネ フルーロ・エ・フィス 2005年 《シャサーニュ・モンラッシェ プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・ロックモール》 」
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という白ワインが運ばれて来ます。
理由は”単独所有畑”で他に誰もこの名前のワインを造って無いからです。 エチケットには ”モノポール” とか ”プロプリエテール エクスクルーシフ” とか ”ソール プロプリエテール” とか色々な書き方で書いてありますが、意味は同じです。
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この”モノポール” 1級畑が圧倒的 (村名から下の広域は単独所有不可能ですから・・・

ムルソーの有名な造り手 ドメーヌ・デ・コント・ラフォンが<クロ・ド・ラ・バール>という”1級”では無く”村名”ですが畑名を名乗っている区画を”モノポール”で持っていたりしますけれど・・・) に多いのですが、幾つかの特級畑にも”モノポール”の畑があります・・・・・・・

ただでさえ高価な ”グラン・クリュ” の畑を”モノポール”で所有するのは大変に難しく、先ず誰かが手放してくれない事には始まりませんし 何より桁違いに高価ですから、個人レベルでの取得は無理でしょう・・・ (個人ですと亡くなられた時、相続で細分化されてしまう可能性が大きいので、会社組織で無いと譲っては貰えないはずです)

歴史にも残っている逸話で有名なのが 《ロマネ・コンティー》の畑です。 皆さま良くご存知の「コンティー公とポンパドール夫人が・・・云々・・・」の話です。

(この畑になると譲渡、売買の時に国が介入して来ます、フランスの宝ですから・・・マダム・ラルー・ビーズ・ルロワと日本の某有名百貨店の話はそれこそ有名ですね) 「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティー社」の所有畑である 《ロマネコンティー》は「DRC社」の モノポール畑です。

「DRC社」は他にもう一つ、《ラ・ターシュ》も ”モノポール” で所有しているので 世界でも1位、2位を争う特級畑を2つも単独所有している事になります。 ヴォーヌ・ロマネ村にはあと2つ特級で”モノポール”があります。
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《ラ・ロマネ》と《ラ・グランド・リュ》。
前者は 「ドメーヌ・デュ・コント・リジェ・べレール」、
後者は「ドメーヌ・フランソワ・ラマルシュ」が所有していて やはり高価です。
モレ・サン・ドゥニ村、モメサン社の”モノポール” 《クロ・ド・タール・グラン・クリュ》は、そこまで高価では有りませんが まずレストランには置いてないと思います。

話がそれました・・・

ブルゴーニュワインを「何を選んで良いか解らない」と思って敬遠している方は、これから”モノポール”のワインを選んでみるのも一つの手かもしれません。 「2005年のラ・ターシュ下さい」で済みますから・・・ 特級ワインは極例ですが1級のそれは”モノポール”だからといって値段が高いわけではありませんのでご安心を・・・

ドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエ・・・

このブログ内、「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティー・・・」の回でも名前が出てきた《マレ・モンジュ家》。

DRCの特級畑《ロマネ・サン・ヴィヴァン》の元持ち主だった一族の家系は今現在途絶えてしまいましたが、かつて所有していた建物などは立派にその繁栄に満ちた足跡を今に伝えます。

シャンボール・ミュジニー村に《シャトー・シャンボール》と呼ばれている 立派な屋敷が在ることは皆さんも既にご存知だと思います。
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「ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ」の塀を隔てた右隣、「ホテル アンドレ・ジルトゥーネル」の門から徒歩1分に佇む洒落た洋館。

それこそが《マレ・モンジュ家》の血筋が脈々と受け継がれていた建物《シャトー・シャンボール》で、現在の持ち主が 同じく資産家の「ドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエ」です。

建物だけでなく畑も同時に購入された様なので 大変な金額だったのでは無いでしょうか。

なにしろ 特級畑《ミュジニー》や “恋する乙女達“ の意味だけでなく、テロワールの素晴らしさで 1級畑としては世界一有名な畑《レザムルーズ》 まで含んでいたのですから・・・

お察しの通り 2種とも 幻のワイン ですからなかなか手に入りませんが・・・

 

 

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「ドメーヌ・ジャック・フレデリック・ミュニエ」はグラン・クリュや有名な1級畑だけでなく 知る人ぞ知る評価の高い1級畑を モノポール(ワイン業界では単独所有畑の意)で所有していたりします!

《ニュイ・サン・ジョルジュ 1級 クロ・ド・ラ・マレシャル》コスト・パフォーマンス最高の1本です!