月別アーカイブ: 2012年1月

POL ROGER ・・・

2004年、英国王室御用達「ロイヤル ワラント」を獲得。

2011年 ウィリアム王子、ケイト(キャサリン)・ミドルトンさんのウェディング・パーティーで振る舞われた シャンパーニュとしても有名。

元英国首相 サー・ウィンストン・チャーチル に愛飲されてたいた事で英国内ではとても人気がある銘柄。

「ル・ギィド・デ・メィユール・ヴァン・ド・フランス」の2012度版で シャンパーニュメーカーではボランジェ、クリュッグを含む 全5社にしか与えられていない 最高評価の三ツ星を授与され 今や品質の良さも折り紙付きのメゾンになりました。

ポル・ロジェ・・・

2ヶ月前のインポーター試飲会で5代名目のユベール・ド・ビィィ氏とお会いした事をキッカケにエピでもハウス・シャンパーニュとして分不相応にも 使用させて頂いてます。

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ポル・ロジェをグラスで販売している店舗はまだ少ないと思いますので,この機会に是非お試しになってはいかがでしょうか?

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DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン・・・

ちょうど1週間前に抜栓したばかりの 2007年 DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン。

幸運なことに、その 2004年物を抜栓、試飲する機会に恵まれました。

2004年の ロマネ・サン・ヴィヴァンは DRC 特有の圧倒的な個性は見受けられませんでしたが、「ビオデナミの強さを持った物凄く美味しい ヴォーヌ・ロマネ村のワイン」である事にかわりは無く さすがに「一流」の前に「超」が付くドメーヌは オフ・ヴィンテージと言われている年でも並々ならぬ腕を見せ付けてくれます。

(あと3~4年はボトルの中で元気に力強いままでいてくれそうです)

抜栓直後からグラスに注いで1時間位までは特に大きな変化は無く、2時間を経過した辺りから複雑味が現れたように思います。

2004年と2007年・・・

収穫年が3年違うだけではない、方向性の違いを感じました。

他の生産者にも言えることですが、良し悪しは別にして2004年が例外的なのでしょう。

とにもかくにも 「マレ・モンジュ」の表示が有るこの2本を ブラインド・テイスティングして

「同じ畑で、同じ造り手、違うのはヴィンテージだけ」 と言い当てられる人は・・・恐らく居ないと思います。

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因みに DRC のラインナップ7種 全て栽培は ビオデナミ です。

ご存知無い方が多いらしく(興味が無い?)ご説明すると皆様驚かれます。

高橋ご夫妻、素晴しいワインを有り難う御座いました!

ちびたさんのワイン会・・・2012年1月4日・・・

お正月からとても豪華なワイン会です.。

ラインナップは 以前、虎ノ門 ヴァン・スュール・ヴァンの大畑さんにお勧めいただいた メゾン・フルーリー ブラン・ド・ノワール ノンヴィンテージ シャンパーニュ。ほのかなピンク色がとても美しいきめの細やかな泡。
普段は ブラン・ド・ブラン 好きの私も、このシャンパーニュはお気に入りです。


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白は 1998年 ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ コルトン・シャルルマーニュ グラン・クリュ。
このボトルに関しては 飲むのが少し遅かった感じで、やはり年月を経たワインは難しいです。


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1998年物は2000年リリースでしたから、12本買っておいて、毎年1本づつ試飲してみる・・・この2012年までのどこにピークが有ったのか?まだ先なのか? 好きな造り手のワインで そんな事を1度やってみたいです。

(飲み頃と云うのは、同じ造り手の同じワインでもボトルの個体差によって1本1本違いますから 上記の様な方法を採っても外す事があり、 やはり飲んでみて初めて知るに至ります。飲む前にあれこれ想像するのも楽しいのですけど・・・)

14年前の白ワインらしく、色は綺麗な黄金色で香りも良く、古酒独特の藁の様な香りが楽しめました。

元気さの代わりにバランスを手に入れた コルトン・シャルルマーニュは、グラスから液体が無くなっても残り香は変化を見せ、流石 一流のドメーヌは違うな・・・と思わせてくれました。

この1週間で 「夢の様なシャルドネ」 のオールドヴィンテージワインを何本か口にしましたが、やはり飲み頃のピークに抜栓を合わせるのは非常に難しい事だと痛感しました。

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ところで ワイン好きの人間が集まると自然発生的に出る話題をご存知ですか?

”リリース直後のまだリーズナブルで元気なワインを開けて「まだ早いよ~勿体無い」 と言われる方が良いか・・・

はたまた 時を経てプレミアが付き、ワイン通からも羨ましがられる オールド・ヴィンテージ・ワイン を高額で入手し、抜栓したところ ピークは過ぎ、終わっていた・・・でも「贅沢なワインを飲んだ」 という事を喜ぶ方が良いのか・・・

財力や好みの問題で、意見は幾つかに割れ 結局答えは出ないのですが、話は延々と続きます。

実際 問題はそう単純では無いので何とも言えないのですが、同じ勿体無いなら前者の方がまだ救いが有るような気がします。

そして赤ワイン。

2007年 ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ ”ロマネ・サン・ヴィヴァン”  グラン・クリュ は、やはり数多ある赤ワインとは一線を画していて このワインにしか無いと思われる独特な香りと味。

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本当に色々な表情を見せてくれました。

数ある茸の中でも特に・・・トリュフでは無く・・・どちらかと言うと日本の松茸の様な・・・葡萄なのに不思議な、でもとても心地の良い、馴染みのある感じ。

不愉快な部分は微塵も無く、今 飲んでも十分美味しいですが、この力強さはまだまだ先にピークが有る事を感じさせてくれました。

最後はケヴィンさんの御土産。

2002年 シャトー・コス・デストゥーネル。  サンテステフの中で1番好きなワインです。

スクリーンの中では フェラン・セギュール の ドゥミ・ブテイユ でしたが私は秘かに 映画の原作「ハンニバル」で 《ドクター・レクター が機内に持ち込んだ サン・テステフ のワイン》は、コス・デストゥーネル の ドゥミ・ブテイユ ではないかと思っています。

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ケヴィンさん美味しいワインを有り難う御座いました!