DRC社のグラン・クリュ以外の赤ワイン。以前このブログでもご紹介させて頂いた
《ヴォーヌロマネプルミエ・クリュ》の最新ヴィンテージ2008年物が正規代理店より届きました。
試飲しましたところ ほのかに植物(緑)の香りがしてピークはまだ先に有る事を教えてくれますが、今飲んでもとても美味しいです。
’08ヴィンテージの特徴である豊富なミネラル感は涼しかった春のお陰で ”ミルランダージュ” (極少葡萄化または不良結実。ネガティブな響きですがピノ・ノワールにとっては良い現象とされています) が起きたからだと云われていて、このワインも例外では有りませんでした。
帳合先に送って頂いたDRC社の報告によると、選果においては例年以上に丁寧で細かい作業だったらしく全収穫量の30パーセント~40パーセントを手作業で取り除いたそうです。
1番収穫の早かった《ラ・タ―シュ》
(9月27日)から 1番遅かった《エシェゾー》(10月6日)までのグラン・クリュ(赤ワイン)畑の 若木 5種類
(ラ・ターシュ、ロマネ・サン・ヴィヴァン、リシュブール、グラン・エシェゾー、エシェゾー)
をアサンブラージュして造られているこの1級ワイン、パリのレストラン 「ムーリス」 で2004年物を頂きましたが とても美味でした。
それ相応の理由が有るのですが・・・
1930年代には造られていたそうですが、1999年までの約70年間造られておらず 今のところ1999年、2002年、2004年、2006年、2008年と2年おきのリリースです。
とりわけ2002年と2004年は《ロマネ・コンティー》!! もアサンブラージュされていたので、ご存知の方には人気が高いです・・・
「ムーリス」のシェフ・ソムリエ
ニコラ・ルビュ氏に説明を受けて迷わず注文をしたのは云うまでも有りません。
帰国後ずいぶん探しましたが見つかりませんでした。
それもそのはず、後から聞いた所によると 2004物はDRCが正規ルートの輸出を禁止していたらしく 当時日本では見つからなかったわけです。
ただでさえ少ない生産量なのに、2004年はそれまでで最少の3分の1しか瓶詰めされていませんので それも頷けます。 この2008年物、飲み頃のピークは恐らくまだ先ですがこの価格で飲めるのは今だけですから 1度お試しになっては如何でしょうか?
エチケットに
《キュヴェ デュヴォーブロシェ》と書いてあるのは創業者の ジャック・マリー・デュヴォー・ブロシェ氏に敬意を表しての事だそうです。
ところでDRC社にはもう1本エチケットに別名が記されているワインが有ります。ご存知ですか?
《マレ・モンジュ》
と書かれたそのワイン、一時期 表記されていませんでしたが1993年から再度表記されています。 機会が有りましたら
《DRC ロマネサンヴィヴァン》
のエチケット、ワイン名の直ぐ下の所を見てください。もともとのロマネ・サン・ヴィヴァンの畑の持ち主の名前です。
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティー
ヴォーヌ・ロマネ
1erクリュ
キュヴェ
デュヴォー・ブロシェ 2008年。
epi 5周年謝恩価格 限定1本 ¥39800.‐でのご提供です。
(税込み、サ別)
セラーを覗いたらたまたま
《マレ・モンジュ》の名前が確認出来る《DRC ロマネ・サン・ヴィヴァン》が有りましたので画像をアップします。