月別アーカイブ: 2011年10月

ブルゴーニュのセカンドワイン・・・的な・・・

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現地で購入したモンサンミッシェルの置物
ボルドーのセカンドワインは まずファーストワインが圧倒的に知名度が有り、名前の一部をセカンドワインにも使用している所が多いのでイメージしやすいと思います。

例えば
《コスデストゥーネル》なら
《レ パゴ ド コス》、
《シャトー ラトゥール》なら
《レ フォール ド ラトゥール》、
《シャトー マルゴー》なら
《パヴィヨン ルージュ デュ シャトー マルゴー》。
ブルゴーニュのセカンド的なワインは1級格下げ(デクラセ)されて(グラン・クリュがプルミエ・クリュに・・・プルミエ・クリュがヴィラージュに・・・)販売される物が殆どなので名前はただたんに
《ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ》とか
《シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ》とか・・・
凄いワインなのに結構あっさりした名前が普通です。
特別に別名で販売される事はあまりありません。

唯一有名所で樹齢が20年以下の作柄が良かった時のみセカンド名義で出荷されるワインが有ります。
モメサン社の単独所有畑
《クロ・ド・タール グラン・クリュ》、
そのセカンドワイン
《ラ・フォルジュ》。
本来は老舗ネゴシアンですが、このワインはドメーヌ部門での栽培、醸造、販売になります。
《モレ・サン・ドゥニ プルミエ・クリュ》では売りにくいからでしょうか?
何しろモレ・サン・ドゥニ村はグラン・クリュですら冷遇されています。あまりにも偉大な村に挟まれているからでしょう
《クロ・ド・ラ・ロッシュ》、
《クロ・ド・タール》、
《クロ・デ・ランブレイ》、
《クロ・サン・ドゥニ》、
《ボンヌ・マール》という5つの特級畑を持ちながら日本では、余程のワイン好きでも無い限りボンヌ・マール以外(それすらシャンボール・ミュジニー村だけのグラン・クリュ名だと思ってらっしゃる方も多いと思います)の全てを羅列出来る人は少ないでしょう。
とにかく随分な過小評価です。お陰で素晴らしいワインが手頃な価格で入手出来るのですが・・・。ともあれ《ラ・フォルジュ》・・・良いワインです。

シャンパーニュのブッション・・・

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状態の良いシャンパーニュは抜栓後1時間もすると画像の様に元の形(左端)に戻ります。この元の形をご存知の方は相当なシャンパーニュ好きですね。なかなかお目に掛からない代物ですので皆さん驚かれます。

普通のワインのブッション(右端)と比べるとその太さの違いに驚きます。6気圧を押さえ込んでいるわけですから当然なのですが、かなり違和感が有ります。何れにせよ1~2日経てばどのシャンパーニュも大体この様な形になりますから直ぐに捨てずに取り置きしてみてください。面白いですよ。

上の画像は抜栓後3時間のテタンジェNV(ノン ヴィンテージ)
のブッションです。

下の画像 中央 テタンジェNVは抜栓後約1時間。

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過去ブログはこちらからも御覧になれます・・・
http://www.0124epi.com/topics/topics.cgi