日別アーカイブ: 2011年11月25日

生産者との試飲会・・・

先日、日頃からお客様に提供させて頂いているワインの生産者来日に伴い行われた インポーター主催による試飲会にお邪魔して参りました。                                      なかなかお会いする機会の少ない生産者の方々が一堂に会するという事で 大勢の関係者が集まっていました。                              今年の(2011年現在)夏に行われた イギリス王室 ウィリアム王子とキャサリンさんのウエディングパーティーで振舞われたシャンパーニュ、「ポル・ロジェ」。オーナーのユベール・ド・ビィイ氏はとてもシャイな方ですが、シャンパーニュの話になると、アサンブラージュの加減の事や 地中に伸びる古樹の根の長さの事など色々と丁寧に教えて下さいました。    スッキリとした酸は食事の前のアペリティフとしては勿論、コクの有るボディは食中酒としても非常に高いレベルで合わせられるシャンパーニュです。

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     「ヒューゲル・エ・フィス」のワインはグラスワインとしても使用させて頂いているエピで大変人気の有る白ワインで、ドイツに程近いアルザスのワイン会社です。   この地域は葡萄品種の名前、会社の名前、人の名前、その全てがどこかドイツ語の響きに感じますが、そこはやはりフランス。 出来上がるワインはとても華やかなフルーツをイメージさせる香り、輪郭の有る酸で食中酒として飲むのに適しています。                                  当主のエティエンヌ・ヒューゲル氏は BS放送のワイン番組 に出演経験有りの非常に社交的かつ気さくな方で、フランス語で云うところの ”サンパティック”な紳士。この言葉がこれ程しっくり来る方も居ないのでは無いかと思います。    (下の写真でご理解頂けるかと・・・非常に楽しい方です)

    o0533040011632930539                                                                         「アルタ エゴ」とも リエゾンをして 「アルテレゴ」 とも表記される シャトー・パルメのセカンド・ワイン。      金地に黒の文字が高級感を際立たせているエチケットで有名です。         短期決戦の試飲会では並み居る グランクリュワインを凌駕するポテンシャルを持っています。     

マルゴー村の特徴でもある  ”コクが有りほのかに感じる甘い香り”  は特に2006年のこのセカンド・ワインが表現していると思います。                                当主の トーマス・ドゥロー氏に感想を伝えた所 ドゥロー氏も同じ意見でした。                                     ファースト・ワインの(こちらは黒地にゴールドの文字)《シャトー・パルメ》と セカンドワインの《アルテレゴ》は いつ試飲しても ”このワインは随分と過小評価されているな”と思ってしまいます。   シャトー・パルメシャトー・マルゴーと同等に扱われて然るべきだと云うのは余りに極論でしょうか?

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                                                ブルゴーニュの老舗 ドメーヌ・ペランの当主、マーク・ぺラン氏はとてもダンディーで俳優さんみたいな方。     ワインの説明も丁寧で、1つ尋ねると3つ4つ答えが返って来る感じで 聞き逃すまいと集中して氏のお話に聴き入ってました。              何度も抜栓した事のあるワインですが、ご本人に注がれるとまた一段と美味しく感じます。       このような試飲会を経験させて頂く度に思うことですが ワインはただ 「栓を抜いて容器に注ぎ 口に運び 飲む・・・」 だけでは本当の美味しさは解らないということ。ワインに関するエピソード、提供温度、グラス形状、誰と飲むか、そして一番大事な自身の体調。この要素で全く違う飲み物になるのです・・・

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生産者の方々並びにジェロボームの皆様ありがとうございました!