1月6日行われたワイン会の報告をさせていただきます。
シャンパーニュ
サロン 1999年ヴィンテージ。
コート・デ・ブランの
ル・メニル・スュール・オジェに居を構えるシャンパーニュ界の完全主義者
サロン。
社長ディディエ・デュポン氏の仰っている通り白ワイン用のグラスでいただきました。
非常に淡いゴールドの中に瞬く星の如き煌めき。
一口目は酸の強いシャープなフルーツを感じましたが、空気を含んだとたんに濃厚な洋梨や白桃を思わせる重厚感がよぎります。複雑極まりない味覚が後味に変わってもなかなか消えない余韻が更なる可能性を感じさせてくれました。
単一ヴィンテージ、単一葡萄品種、単一畑から造られるともすると単調に感じられるシャンパーニュですから、
本来はオーク樽の通気、香りを足したい所です。
しかしサロンは作品に余分な外的要素を加えないため1995年位からオーク樽の使用をストップしたそうで
ここは賛否が別れるところでしょう。
今のところ還元的にはなっていないですし複雑味も持ち合わせているのでこの試みは成功しているといって良いと感じました。
ドン・ペリニョン、
ポル・ロジェ、
シャルル・エドシック
など著名なメゾンはオーク樽を使用していませんが、それらは様々なヴィンテージ、葡萄、畑からのワインをアッサンブラージュして造られているので(一部キュヴェを除く)サロンの置かれている状況とはまた別の話ですね。
最高のシャンパーニュからワイン会はスタートしました。
次回ブログに続きます。