日別アーカイブ: 2014年1月7日

コートドールのグランヴァンを飲む会 その2・・・

ブラインドワインは会費とは別で
エピスタッフから2本!の差し入れ。
(参加者の方々は幸運でしたね)

先ず1本目・・・
ドメーヌ ドゥニ・モルテ。
ジュヴレイ・シャンベルタン
メ・サンク・テロワール 2005年。
(私の5つのテロワールの意)

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流通量の少なさ、ある事情により2年間しか生産されなかったことも相まって非常に貴重なワイン。
最初で最後の親子競作2005年。
まさか ブラインドに持ってくるとは思いませんでしたので、ヒントを聞くまでは全くわからずにただ美味しく頂いて終わってしまいました。

そしてブラインドワイン2本目。

スタッフの懐具合と前出のワインから
村名か一級で考えていたところさにあらず。

まさかグラン・クリュを差し入れで持ってくるとは一抹も考えていませんでしたから正解までに大変な時間を要しました。

参加者全員 香りと味わいで
ヴォーヌ・ロマネ村まではたどり着けましたが ヒントを聞くまでは広域から一級までの畑の名前を連呼していました。

「DRC が同じ畑を所有していて・・・」

DRC?まさか・・・
このヒントでグラン・クリュ決定です。

「この畑の総面積は約8ヘクタール」

これで
エシェゾーと
グラン・ゼシェゾーは候補から消えました。

残る畑は
ロマネ・サン・ヴィヴァンか
リシュブールのどちらか。

本当に?

次のヒント

「造り手はホテルを経営している資産家」

でようやく正解に辿りつきました。

この方はロマネ・サン・ヴィヴァンを所有していないので畑は
特級畑 リシュブール。

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ドメーヌ モンジャール・ミュニュレ
リシュブール グラン・クリュ
2007年。

意表をつかれました。

2007年というヴィンテージがそうさせたのでしょう 力強さもさることながら華やかな芳香は
ロマネ・サン・ヴィヴァンを、思わせる艶やかな素晴らしさ。

ワインは飲んでみてもわかりません。

次回ブログに続きます。

コートドールのグランヴァンを飲む会・・・

1月6日行われたワイン会の報告をさせていただきます。

シャンパーニュ

サロン 1999年ヴィンテージ。

コート・デ・ブランの
ル・メニル・スュール・オジェに居を構えるシャンパーニュ界の完全主義者
サロン。

社長ディディエ・デュポン氏の仰っている通り白ワイン用のグラスでいただきました。

非常に淡いゴールドの中に瞬く星の如き煌めき。
一口目は酸の強いシャープなフルーツを感じましたが、空気を含んだとたんに濃厚な洋梨や白桃を思わせる重厚感がよぎります。複雑極まりない味覚が後味に変わってもなかなか消えない余韻が更なる可能性を感じさせてくれました。

単一ヴィンテージ、単一葡萄品種、単一畑から造られるともすると単調に感じられるシャンパーニュですから、
本来はオーク樽の通気、香りを足したい所です。

しかしサロンは作品に余分な外的要素を加えないため1995年位からオーク樽の使用をストップしたそうで
ここは賛否が別れるところでしょう。

今のところ還元的にはなっていないですし複雑味も持ち合わせているのでこの試みは成功しているといって良いと感じました。

ドン・ペリニョン、
ポル・ロジェ、
シャルル・エドシック
など著名なメゾンはオーク樽を使用していませんが、それらは様々なヴィンテージ、葡萄、畑からのワインをアッサンブラージュして造られているので(一部キュヴェを除く)サロンの置かれている状況とはまた別の話ですね。o0405072012806690292

最高のシャンパーニュからワイン会はスタートしました。

次回ブログに続きます。