クリュッグ クロ・デュ・メニル 2000年・・・


先日 このブログで御知らせしたところ早速御注文頂きました。

クリュッグ クロ・デュ・メニル
ヴィンテージ2000。

御裾分け頂き(大量に)試飲させて頂きましたが、
とにかく素晴らしい。

一口飲んだだけですと そのあまりの口当たりの柔らかさで印象が薄く感じますが 温度が上がり炭酸も弱くなった頃に本来の姿を見せ始めて来ました。

白ワインとしてもかなり高い次元でまとまっていて 長い時間楽しめるシャンパーニュです。

「サロン」と
「クリュッグ クロ・デュ・メニル」だけは
白ワイン用のグラスで飲んでも
使われているメニル・スュール・オジェのシャルドネの酸がグラスに負けることはありません。

アッサンブラージュしている
ブラン・ド・ノワールや
メニルのシャルドネを使用していない
シャンパーニュは 酸が不足していると感じる場合がありますので
やはり間口の細いフルートグラスが適していると思います。

例えば2003年のドンペリニョンは白ワイン用のグラスで飲むと 何ともボヤけた印象の ともすれば価格にみあわないシャンパーニュと受け取られてしまいがちです。

とはいえ 複雑さを味わう為にピノ・ノワール用のグラスでシャンパーニュを味わうのはとても有意義な経験です。

いずれにしても 造り手の努力を台無しにしては申し訳がたちません。

グラスを選ぶときの参考になさってください。

金額的に考えても 私などはそう何度も頂けるシャンパーニュではありませんが、できればこの2000年ヴィンテージをもう1本手に入れて
10年後位に飲んでみたいです。

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コート・デ・ブランのグラン・クリュ
メニル・スュール・オジェはとてつもなくエレガントで長熟タイプの硬いシャルドネがティピシテですから 若いうちはとても難しいと言われていて一抹の不安もありましたがさにあらず。
黄金の液体は気難しさの欠片も見せずに何とも豪華な余韻で包み込んでくれたのでした。

本当に素晴らしかった。