ヴァン・ド・グッドと
ヴァン・ド・プレスのお話を以前ご紹介しましたが そのなかで 上記2つの状態の液体をアッサンブラージュして ベストのワインを模索する と書きました。
勿論 色々な考えの生産者の方達がいらっしゃって、アッサンブラージュしないヴィニュロンも何人か知っています。
中でも有名なのが、昨年渡仏の際 お邪魔した生産者ドメーヌ ペロ・ミノ。
当主クリストフ ペロ・ミノ氏は、試飲中の私との会話のなかで
「1ヘクタール辺りの収量を25ヘクトリットルから30ヘクトリットルまでに
コントロールすれば、ワインの凝縮感は自然に得られる」
と仰っていて実際にドメーヌ ペロ・ミノに於てテロワールを表現したいキュヴェについては、ヴァン・ド・グッド、つまり自然に流れ出た極上部分の液体しかワインに使用していないそうです。
80年代後半からの同ドメーヌの飛躍的な進化は目を見張るものがありましたが理由のひとつがわかった気がしました。
お試しください。