現在ブルゴーニュの著名ドメーヌで新樽率の高さを謳い文句にしているところは在りませんけれど
ドメーヌ ルー・ペール・エ・フィスは
かつて新樽率という言葉が流行った時でさえその比率を上げよとはしませんでした。
「飲み疲れしないワイン」
ブルゴーニュワインを語る時に思い出される言葉のひとつですが、
昔ながらの造りを流行りに流されず長く続けてきたからこそ 今現在クラッシックブルゴーニュの一端を担う造り手として認知されているのだと思います。
さてコルトン・シャルルマーニュとはどういったワインでしょう。
とても複雑なアペラシオン。
簡単に言うと
アロース・コルトン、
ペルナン・ヴェルジュレス、
ラドワ・セリニの3村にまたがる丘に
ピノ・ノワールを植えれば
コルトン グラン・クリュ。
シャルドネを植えれば
コルトン・シャルルマーニュ
グラン・クリュ。
少し乱暴すぎましたか・・・ちなみに
シャルルマーニュというアペラシオンは使われなくなりました。
エチケットは アペラシオン名の下に
“同じ大きさの文字”で
「Grand cru」
と
表記しなければならないことになっていますが あまり守られていないようです。
例えば下の画像 赤のグラン・クリュ
ドメーヌ ルー・ペール・エ・フィスの
コルトンですが「Grand cru」の文字が
小さいです。
コルトン・シャルルマーニュのティピシテは エレガントな酸味、凝縮感ある味わい、長い余韻、フィネス。
新鮮なフルーツ、焼きリンゴ、蜜を思わせる後味など 多岐にわたりますが
あまりにも広大な土地から造られている為 実は曖昧です。
南西むきの斜面で多く栽培されているコルトン・シャルルマーニュのシャルドネは
若いときは淡い金色で縁の部分に緑色がみてとれます。
熟成が進むと琥珀色を帯びてくるのはブルゴーニュの白ワインに共通した特徴です。
以下ブログに続きます・・・