日別アーカイブ: 2015年8月24日

フレデリック・マニャン氏来日に伴い行われたテイスティングセミナー・・・

1993年より父親のドメーヌ、
ドメーヌ ミッシェル・マニャン当主。

1995年に自身の名を冠したネゴシアン
フレデリック・マニャン当主でもある

フレデリック・マニャン氏来日に伴う
2013年ヴィンテージ、
テイスティングセミナーにお邪魔して参りました。

ネゴシアンとはいえ
フレデリック氏は近年葡萄畑耕作会社を興していて
借地畑において
ゼロから葡萄造りに携わっているので

造られるワインは実質ドメーヌ物となんらかわりなく
フェルマージュを名乗らないのは何故なのか?といった感じです。

理由は後程。

耕作するに値する葡萄畑は
ヴィエイユ・ヴィーニュに拘っている
フレデリック氏ですから
50年から60年の古木が植えられている畑に限られ、
そのなかでも岩盤、粘土、鉄分を基本に
粘土石炭質、石炭岩、泥灰岩といった
多岐にわたる土壌は
自社畑に固執していたらなかなか揃わないラインナップです。

私が渡仏、ブルゴーニュ訪問の際
自転車で走るフレデリック氏に
早朝2度ほどお会いしましたが
なるほど
最高の畑を探していたのですね。

樹齢に達するまで育てなくても良いし
葡萄の出来が良くなければ買わなくても良い・・・
ネゴシアンとしてのアドバンテージはここにありますね。

樽にも相当拘りがあるフレデリック氏。

使用樽はフランソワ・フレール社100%。

しかし新樽は極力使用を避け
5年から10年使用した樽を使います。

ストレートなワインを楽しんで貰うための措置で
今のブルゴーニュワイン造り手の主流です。

フレデリック氏は樽香を厚化粧といっておられました。
勿論良い意味ではありません。

2016年からは新樽を一切購入せずにエルヴァージュするそうです。

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以下 次回ブログに続きます・・・