日別アーカイブ: 2014年11月13日

シャトーディケム、イグレック試飲会にお邪魔してまいりました・・・

貴腐ワインの最高峰
シャトーディケムと
辛口の白ワイン
Y (イグレック)
の試飲会にお邪魔してまいりました。
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ヴィンテージはイグレックが2011年、
シャトーディケムが2000年、2008年、2011。

因みに2012年ヴィンテージ イケムは瓶詰めされていません。

イグレックに関しては 2004年ヴィンテージから毎年安定供給出来るようにイケムになる前の貴腐がつく前日の葡萄を一本の葡萄樹から一房だけ先に収穫するようになったそうです。

それ以前は完熟させた葡萄で、尚且つ貴腐がつかなかった場合にのみイグレックが造られていましたので

(あらかじめイグレック用に葡萄を摘むことはなかったという意味で・・・)

美味しいイグレックを一定量造ろうと思っても少し運任せだった所もありました。

ボルドー 辛口の白を選ぶときの参考になさってください。

さてイケムは2011年から試飲が始まりました。
色はまだ薄いです。
スッキリとした酸が中心に感じられ爽やかな甘味と果実の香りが最新のヴィンテージであることをひしひしと感じさせます。

2008年ヴィンテージのイケムは 若干琥珀がかった色合いで香りも香ばしい木の実を連想させていました。
バランスの取れたこの液体は口内にゆっくりと広がり、濃度を保ったまま喉奥まで流れて行きました。

最後は つい最近エピで抜栓したばかりの2000年ヴィンテージ。
かなりの琥珀色。
味わいは正にフルーツのコンポート若しくはコンフィチュール。

このシャトー程
(1年毎の違いが如実にわかる)
バーティカル試飲が面白いワインを造っている生産者は他に数えるほどしかないと思います。

試飲の感想は エピで試飲した個体と変わらず たっぷりとしていて飲みごたえがあり酸のこなれ具合も絶妙で飽きが来ない。
そんな印象でした。

貴重な経験をさせていただきありがとうございました。o0800112713127829552