間があいてしまいました。
ワイン会 最後のワインを御紹介します。
シャトーディケム 2000年。
余り目にする機会のない2000年ですが 今後どんどん市場に出回ることになると思います。
葡萄の樹一本からグラス一杯分の量のワインしか造られないという 超希少ワイン。
セミヨンとソーヴィニョンブランから造られる貴腐ワインの最高峰。
(因みに貴腐がつかなかった葡萄は
“Y”イグレックとしてリリースされます。)
値段の高さもさることながら その上品な甘味からデザートワインとして飲まれる事が多く 食中酒的利用をあまりしないので なかなか意を決したとき以外はオーダーまでは行き着かないワインの筆頭ではないでしょうか?
トゥール・ダルジャンに納品された個体を手に入れてから7年間エピのセラーで保管していましたので常態は折り紙つきです。
さて抜栓。
甘いフルーツの香りがグラスの中から溢れ出ます。
香りにたがわぬ味はいままでに抜栓した事がある他のヴィンテージの どのイケムよりもたっぷりとした濃度の液体でしたが、
“甘くてボトル一本はキツイ” というイメージを覆すものでした。
スッキリしていて凝縮された甘味は華やかなフルーツのイメージ、ほのかに感じる酸味とあいまって飽きが来ない。
この酸味は 抜栓のタイミングというよりは2000年というヴィンテージの恩恵なのだと思います。
参加者皆様お気に召した様で準備したかいがありました。
皆様お疲れ様でした!