コートドールのグランヴァンのを飲む会 その3・・・


最後はメインのワイン。

2010年渡仏の際2009年物を樽から直接頂き、マロラクティック発酵が終わったばかりのあの花畑の様な芳香に包まれた衝撃以来 このキュヴェの虜になりました。

熟成させたもの、リリース直後のものどちらもそれぞれの良さがあり
このキュヴェの懐の深さはいったい
どのくらいあるのか想像もつきません。

早飲みすると桁違いの愛想の良さを見せ、熟成させると壮大なスケール感でつつみ込む。後者の方だけ考えると真上に広がる ミュジニーグラン・クリュにとても近い(地理的な意味だけではなく)ワインだと思います。

抜栓後一時間程でようやく片鱗を見せ始めましたが 初めから取っつきにくさは皆無。

開いてからの香りと深い味わいにはこのワインが未だ一級ワインであることを忘れてしまいます。

昇格しない(させない)理由はわかっていますが いまだに試飲するとエチケットに記されているプルミエ・クリュの文字に違和感を覚えます。

試飲している間の参加者全員の感想が
「強い」「美味しい」「凄い香り!」
でした。とにかく圧倒的。

2006年物を一緒に試飲したメンバーがひとり居たのでヴィンテージ毎の違いを話し合う事も出来 有意義な時間でした。

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ドメーヌ ジョルジュ   ・ルミエ
シャンボール・ミュジニー
プルミエ・クリュ
アムルーズ 2010年。

0.40ヘクタールの畑から造られる

ドメーヌ
ジョルジュ・ルミエのアムルーズは

ドメーヌ
ジャック・フレデリック・ミュニエや

ドメーヌ
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ

などに比べると非常に瓶詰め本数が少なく入手困難で 探すのにまず一苦労する事でしょう。

それだけに手に入れたときの喜びは尋常ではなくセラーに収まっているだけで楽しくなる数少ないワインのひとつです。

余談ですがボンヌ・マールとアムルーズがそのドメーヌのラインナップにある場合大概において試飲の順番はボンヌ・マールが先になりアムルーズはその後。

グラン・クリュに負けないプルミエ・クリュ。o0720040512807369142


低収量、厳しい選果、新樽率の抑制。

シャンボール在住のヴィニュロンだからこそ行き届く手入れ。

Domaine Georges Roumier

Le Premier Cru Chambolle Musigny
“Les Amoureuses”

間違いなくこのクリマを代表する造り。

お持ちになっている方は幸運です。