月別アーカイブ: 2013年11月

シャンパーニュの泡について・・・

とある民放局の番組で、シャンパーニュの泡のお話がでたそうです。

その番組内での論説について お客様からご質問を頂きましたので、お答えさせて頂きます。

なんでも

高級シャンパーニュの泡は、高級だから泡立つのではない。
グラスが汚れているから(埃などにより)
泡立つのである。と説明されていたそうです。

加えて 以前このブログでもご紹介した

“グラスの底に付ける小さな傷、そこから泡が立ち込める“

の説明も有ったそうです。
(これは 本当です。)

まず第一に

埃等で汚れているグラスに炭酸の液体を注げば 泡立ちが良いのは本当です。

むしろ あたりまえです。

でもそれは、高級シャンパーニュかどうかは全く関係無いですね。

コーラでもヴァンムスーでもカヴァでもスプマンテでも、勿論シャンパーニュでも
泡はたちます。
いわゆる”泡立ちが良い“状態ですね。

問題は、

“その泡がいつまで長続きするか?”

“どれだけ泡のキメが細かいか?“

です。

優良生産者の高級シャンパーニュは他の条件が同じならその他の発泡性飲料に劣ることなどありません。

それこそが高級の証しです。

そもそも
「“泡立ちが良い”のが、高級シャンパーニュの証し」などと言う お話を聞いたことがありませんし、言っている人にお会いしたこともないので・・・

いやはや なんとも・・・100%冗談の番組なんですよね?

とにかく、底に小さなキズをつけた衛生的なグラス。

そこから一筋の泡が、永遠の様に立ち上がる。

たった一筋の泡、それが美しいのです。

ビールでいうところの液体表面を覆う泡。

シャンパーニュではその部分の泡を語ることはありませんし、グラス全体から立ち上がる泡でシャンパーニュを評価することもありません。

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フランス アンティーク蚤の市 代官山・・・

朝から近所の本屋さんの駐車場で 蚤の市がありました。

親しいワインショップも出店されていたので ご挨拶方々お邪魔して参りました。

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規模は小さいですが、センスのよい品揃えは、時間を忘れて見いってしまうぼどでした。

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アンティークではありませんが、
ハスミ・ワイン・トレーディングさんが
ノーブルサンス名義で試飲販売していた クレマン・ド・ブルゴーニュがとても美味でしたので購入しました。

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アンティーク品は日本で購入を考えるとあまりにも高価で手が出ませんので、次回渡仏の際にクリニャンクール、ヴァンヴ、モントルイユ の蚤の市で購入することにします。

持ち帰りの手間、重さなど考えると、日本でのそれは 決して高くは無いのですけどね。

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この辺りの大物を送ると、送料だけでとんでもないことになりますから・・・

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フランス、アンティーク好きにはたまらない企画です。

エピのお客様も沢山 出店もしくは来場なさっていて、やはりフランスを好きな人は多いなと思いました。

今週は超希少、2011年ヴィンテージのワインが帳合先、インポーター社より続々入荷しますので次回のこのブログでまとめて紹介させて頂きます。

お楽しみに。

アンドレ・ジルトゥーネル・・・

先日、ブルゴーニュから戻られたお客様から とても嬉しいお土産を頂戴しました。

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ブルゴーニュへの旅行の際、いつも御世話になっているホテル、
アンドレ・ジルトゥーネルのワイン。

ボーヌ プルミエ・クリュ
“レ・ゼグロ” 2009年。

現地で試飲させて頂いた事のあるワインで、とても綺麗な造りだった印象が残っています。
ましてや、日本ではなかなか購入出来ない代物ですので喜びもひとしおです。

Y様、御気遣い有り難う御座います。
ワイン会の時に一緒に飲みましょう。

ラトリシェール シャンベルタン グラン・クリュ 2001 ドメーヌ シモン・ビーズ・・・

パトリックさんに会うことは もう叶いませんが、氏のお造りになったワインならまだ 頂く事が出来ます。

パトリック・ビーズ氏を偲んで抜栓するのに相応しいワイン・・・

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2001年
ラトリシェール・シャンベルタン
グラン・クリュ。

抜栓直後から立ちこめる香り、
長く緒を引く余韻、
グラン・クリュらしい貫禄、
そしてオーラ。

正にAOCを代表する仕上がり。

フランス ワイン界

偉大なる才能の損失。