ドメーヌ メオ・カミュゼ クロ・ド・ヴージョ グラン・クリュ・・・


クロ・ヴージョ、
もしくはクロ・ド・ヴージョ。

呼び方の違いは 以前ご紹介した通り。

前者が比較的新しい所有者、

後者が1889年以降に初めて分割された時にこの畑を購入、所有した
15人のネゴシアンの子孫、末裔、の場合が多い様です。

しかし驚くことに 分割されるまで、
この村の80%以上の面積を占める
クロ・ド・ヴージョのグラン・クリュ畑は約700年にわたって単独所有畑でした。

1100年代に開墾した、

シトー派修道会、

1790年5月にナポレオン・ボナパルトに没収された後、

ジャン・ホカール、

ラヴェル家、

ウヴラール家、

の順で所有権は移り変わりましたが、
モノポールは守られていました。

当時モノポールだったクロ・ド・ヴージョの広い畑から、

良い区画の葡萄
(ミュジニーに隣接している畑上部)、

そこそこの葡萄
(中央部)、

普通の葡萄
(県道974付近の下部)、

をそれぞれ収穫し、
クロ・ド・ヴージョの名に恥じない
バランスの良いワインに成るよう、
アッサンブラージュしていたそうです。

これは、極端に言うとボルドーの考え方と同じですね。

今現在は80人以上の所有者が存在していて、バランスの良い葡萄の収穫、
ワインの醸造は難しいと思いますが、
中には 全ての区画を少しずつ所有しているドメーヌなどもあり、
ワイン選び時の参考にしています。

例えば、ドメーヌ ローラン・ルミエ、

ドメーヌ ルロワ、

表題のドメーヌ メオ・カミュゼ。

などなど。

特に ドメーヌ メオ・カミュゼは
クロ・ド・ヴージョ 2番目の大地主で、
品質の安定したワインを毎年造り続けています。

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御興味あれば幸いです。