日別アーカイブ: 2013年5月15日

コート・ドールのグラン・ヴァンを飲む会 報告・・・

今回は参加募集人数10名の会でしたので、お問い合わせ頂いたにもかかわらず、参加して頂けなかった皆様、次回お待ちしております。

当日 1名のキャンセルが出ましたが、余りにもギリギリの連絡だったので キャンセル待ちの方に連絡が出来ませんでした。申し訳ございません。

それでは、ワイン会の報告をさせていただきます。
まず
『シャンパーニュ』・・・

《ポル・ロジェ》
“ブラン・ド・ブラン”
ヴィンテージ2000。

先だってテイスティングセミナーで頂いたボトルよりも、更に素晴らしく感じました。
現行ヴィンテージにも関わらず 既に漂う熟成した赴きの味わい・・・
ブラン・ド・ブランの酸が心地好く、次なるワインへの繋がりを考えると最良のスタートだったと思います。


『白ワイン』・・・

《ドメーヌ シモン・ビーズ》
コルトン・シャルルマーニュ
グラン・クリュ 2005年。

クリストフ・ルミエ氏の
コルトン・シャルルマーニュの葡萄をメインテナンスしていることで知られているパトリック・ビーズ氏ですが、勿論ご自身の葡萄にも抜かりは有りません。
穏やかな酸と長い余韻は、ほんのり残るハチミツの香りと共に、安定したグラン・クリュの風格を醸し出していました。
このドメーヌの白ワインに対する温度管理の拘りは尋常では無いのですが、それが結果に表れていると思います。ただただ美味しい。

そして、
ブラインド1本目・・・


《ドメーヌ カミュ ペール・エ・フィス》
シャルム シャンベルタン
グラン・クリュ 2000年。

ブラインド2本目・・・

《カミュ ペール・エ・フィス》
マゾワイエール シャンベルタン
グラン・クリュ 2000年。

この2本をブラインドで試飲する意味は、皆様おわかり頂けるかと思います。
(以前のこのブログ
『ドメーヌ カミュ ペール・エ・フィス』の回で説明していますので、御覧になって下さい。)

やはり、似てはいるものの 参加者9人全員がその違いを感じ取っていました。

これだけ違うワインになるのなら、このドメーヌのこの2つのワインは、別々のアペラシオンとして瓶詰めして然るべきです。

正解者は居ませんでしたが、ヒントでクリマを正解したメンバーがひとりいました。


『赤ワイン』・・・

《アンドレ・ジルトゥーネル》
シャンボール・ミュジニー
プルミエ・クリュ
レ・ザムルーズ 2009年。

ブルゴーニュに行くと必ずお世話になるホテル、であり ワインの造り手。
《アンドレ・ジルトゥーネル》のワインです。
日本では販売されていませんので、また買いに行かないといけなくなりました。


いかにもシャンボールらしい香りから始まり、時間経過と共に変化する味わいは、参加者から溜め息がこぼれる程に上品で、繊細。
日本で聞くことの無い
この造り手のワインがとてつもなく美味しい。

『赤ワイン』・・・

《ドメーヌ ジャック・プリウール》
ミュジニー グラン・クリュ 2008年。

何度も試飲したことのある
造り手、キュヴェ、ヴィンテージ。
『ナディーヌ・ギュブラン』さんが造るようになってからの、
〈ドメーヌ ジャック・プリウール〉
は、とても良いです。
今回のワイン会で一番人気。

毎回期待を裏切らないワインです。

シャンボール・ミュジニー村の
グラン・クリュ、
『ミュジニー』は、
3つのリュー・ディから成っていますが、
まず北側から
〈レ・グラン・ミュジニー〉、

南隣の
〈レ・プティ・ミュジニー〉、


最南端の
〈ラ・コンブ・ドルヴォー〉。

《ドメーヌ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ》が
〈レ・プティ”ミュジニー〉の全てと
〈レ・グラン・ミュジニー〉のほとんどを、

そして
〈ラ・コンブ・ドルヴォー〉の全てを
《ドメーヌ ジャック・プリウール》が
モノポールで所有しています。

ちなみに リュー・ディ名
〈ラ・コンブ・ドルヴォー〉は

「村名」、

「プルミエ・クリュ」、

「グラン・クリュ」


の3つがありますので、購入の際は注意が必要です。
「グラン・クリュ」にはリュー・ディ名が記載されていませんので、逆に間違える事は無いですが、
「村名」と「プルミエ・クリュ」はエチケットを良く御覧になって下さい。

まず値段で気付くとは思いますが・・・

 

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以上のグラン・ヴァン6本。


今回、ほとんどの参加者が初めての参加か、2回目の参加でしたが、盛り上がり方は凄まじく 時間があっと言う間に過ぎて行きました。

皆様、お疲れ様でした。