前々回のブログ中、
《ドメーヌ アンリ・ジャイエ》のワイン画像を掲載しました所、色々とお問い合わせがありましたので、引っ越す前の私のブログから抜粋した文章で試飲の印象記を加筆修正し、起こしてみたいと思います。
という訳で、
もう飲んでしまいまして在庫は御座いません。
あしからず・・・
・・・・・・以下抜粋・・・・・
《ドメーヌ アンリ・ジャイエ》 ヴォーヌ・ロマネ 1erクリュ
“クロ・パラントゥ”
ブルゴーニュワイン好きで知らない人は居ないこのワイン。
世界的に有名な生産者達が
《アンリ・ジャイエ氏》の隣で目を輝かせて写っている写真を見た事が有ります。
ブルゴーニュのヴィニュロン達にとってやはり特別な存在なんですネ。
トップ・キュヴェは、丘の斜面下方向に位置する
特級畑
〈リシュブール〉
とちょっと左のシャンボール方向に離れた畑
〈エシェゾー〉ですが、生産量の少なさからして 手に入れるべきは
1級
〈クロ・パラントゥ〉
4分の3が自己所有の畑と言うこともあり思い入れもひとしおの畑。
(残りの4分の1は元々の持ち主 メオ カミュゼ)
デキャンタージュは敢えて行わずポテンシャルを探ってみます。
華やかな香りが鼻孔をくすぐります、色は赤褐色というより もうレンガ色。
スワリングはせずに
先ずひとくち・・・
アルコールを強く感じます。1~2度のスワリング後香りを嗅ぐともう変化しています、敢えて言うなら花から赤果実。
そして更にひとくち、サラッとした印象を受けたのも最初だけ、此処からはヴォーヌ ロマネ村のワインらしく舌に絡みつく様に液体が口内に広がります。鼻から抜ける香りに若干甘味というかカカオ(チョコレート)と茸類(主にトリュフ)の香りを読み取る事が出来ます。
グラスに鼻を近付ける度に香りが変化します、口にした時と飲み込む時でさえ変わって行きます そして飲み込んだ後も鼻に抜ける香りが姿を変えながら長く続くんです。
スバラシイ
たまたま4人全員違う空気との触れ合わせ方をしていました、空になったグラスを香ると4つのグラス全て違う香りが・・・
因みに1番スワリングしたのが私のグラス。
最も良い香りになっていたと思います。
という事は?
まだまだ保存に耐えられると言う事でしょうか・・・
《ドメーヌ アンリ・ジャイエ》
1986年 ヴォーヌ・ロマネ
1erクリュ
“クロ・パラントゥ”。
ブルゴーニュワイン好きで知らない人は絶対に居ないこのワイン。
もしかしたら1番良い時に味わえたのかもしれません。
・・・・・抜粋おわり・・・・
3年近くも前の試飲になりますが、昨日の事の様に覚えています。それほど圧倒的な体験でした。
今後数が増えることはありませんし、減っていく一方のワインですから今のうちに入手しておく事をお勧めします。