ドメーヌ ルロワ 《ブルゴーニュ グラン オルディネール 2010》・・・


「メゾン ルロワ」 が造る 《グラン・オルディネール》はショップなどでよく見かけて有名ですが、ドメーヌ物となるとご存知の方は多くないのでは無いでしょうか。

「メゾン」は、買い葡萄、買いワインをルロワ社が熟成、瓶詰め、販売している部門なのに対して、「ドメーヌ」は一貫して自社畑の葡萄から醸造、熟成、瓶詰め、販売をしています。o0405072012474787810「ルロワ社」の日本正規代理店にお邪魔して、諸説ある 「ドメーヌ ルロワ」 《グラン・オルディネール》に使用している葡萄の畑名やアッサンブラージュの加減など伺ってみたところ、全く明かされていない様で、知り得ませんでした。

が、しかし「ドメーヌ ルロワ」は《グラン・オルディネール》をそれ用に仕込んでいるのでは無く、「実はあるワイン達を樽から瓶詰めするときに “どうしても樽に残ってしまう最後の方のワイン” だけを集めて瓶詰めしたもの」らしい事が判りました。

その「あるワイン」が何であるのか マダムに直接伺ったそうですが

「そんな事 どうでも良いではありませんか、ちゃんとブルゴーニュの味がするでしょう?」

とあしらわれたそうです。

「ルロワ社」 最大の顧客であるアメリカにも出荷していないワインが、日本でのみ購入可能なのは、パートナーシップを始めて40年の日本企業との信頼関係が大きく影響していると思います。

私はそもそもワインは早飲みが好きなのですが、例えばそのワインの造り手が「偉大なワインは、熟成させてから飲みなさい。早いうちに飲むのは罪深い過ちです」とまで仰っている場合は、熟成しているものを飲むようにしてます・・・
マダム ラルー・ビーズ・ルロワの事です・・・

(実際、十分に熟成したグラン・ヴァンを飲むと異次元の味覚体験が出来、複雑さ、深さ、包み込むような球体のイメージに圧倒されます。

本当は私も古酒が大好きなのですが、それを好きになってしまうと財力が持たないという 情けない事情で興味が無い呈を装おっている次第です)

そんな中、この《グラン オルディネール》は、「偉大なる普通のワイン」と訳す事も出来ますから、普段飲み用の早飲みしても良いワインなのです。

「ドメーヌ ルロワ」 で最も入手しやすい価額ですが、瓶詰め本数2010年で1512本・・・如何せん数が少なすぎます・・・o0405072012474907536

この機会にどうぞ。