30年前にフランス語習得の為 毎日通った飯田橋、神楽坂。
日頃からお世話になっております、インポーターのファインズさんからお誘い頂きました “生産者との試飲会”に参加させて頂く為、久しぶりに訪れました。
随分と様変わりした神楽坂。
その通り沿いの建物2階に用意された試飲会場に足を運ぶと通常の試飲会とは何か少し違う感じの雰囲気が漂います・・・
ワインボトルがカバーに覆われていて銘柄が判らない状態になっています。
「ブラインドですね」
これは面白い。
先入観無しにこれだけ沢山のワインを試せる機会なんてそうそう有りませんから 願ったりかなったりです。
銘柄を当てる為のブラインドでは無いので気は楽ですが、店で扱うワインを探しに来ている訳(本来は・・・)ですから皆さん真剣です。
そして、ひとしきり試飲が終わると生産者のブースへ・・・
日頃から定番でオンリストさせて頂いているドメーヌ。
アンヌ=フランソワーズ・グロ
アンヌ=フランソワーズ・グロさんのご主人で、栽培 醸造を共同で手掛けている フランソワ・パランさん、御子息のマティアスさん 両氏がサーヴのもと 試飲が行われました。
ラインナップは・・・
クレマン・ド・ブルゴーニュ ロゼ NV。
2008年 シャンボール・ミュジニー ヴィラージュ。
2008年と2009年 ヴォーヌ・ロマネ クロ・ド・ラ・フォンテーヌ モノポール。
2008年 ヴォーヌ・ロマネ メズィエール。
2007年 ヴォーヌ・ロマネ オー・レア。
以上の5種6本。
2007年の オー・レアは、余韻が長く上品。
2008年はこのドメーヌ大成功の年で、まさにブルゴーニュのお手本的ヴィンテージ。
2009年の クロ・ド・ラ・フォンテーヌは、果実味のなかに含まれる上質なタンニンが心地よく、熟成が楽しみなキュヴェです。
パラン氏にお話を伺うと2011年ヴィンテージからマティアスさんもドメーヌに参画している様で、これで家族全員が何らかの形でワインに携わっている事になります。(カロリーヌさんとロザリーさんはエチケットにデザインされている女性のモデルになっています)
ワインは、今現在 エピで使用しているヴィンテージの物でしたので 新しいアイテムを探す為の試飲と言うよりは「店舗で扱っているワインの状態を確認する為の試飲」になりました。
間違い無かったです。
リシュブール グラン・クリュ が出品されるか期待していましたが、今回はバイザグラス対応の会ということで試飲は叶いませんでした。
その他 パラン氏とは 新樽率のお話や除梗率、今年の収穫、収穫日などについて色々と聞くことが出来ました。
パランさん、ファインズさん、ワインをお勧めする時に役立つ情報を有り難うございました!