更に同日 3件目の訪問ドメーヌは、3月の来日時にアポイントを頂いた モレ サン ドゥニ村の ドメーヌ ぺロ・ミノ。
クルティエのピエールさんもいらっしゃって、3ヶ月ぶりの再会を喜んでくれました。
「声を掛ければ良いのに・・・」と仰って下さいました。
ハイ、次回はそうさせて頂きます。
さて試飲です。
並みいるグランクリュを所有するドメーヌですし、お持ちの畑があまりにも多く、全てのワインを試飲することは叶いませんので、主にエピで使用しているアイテムから試飲させて頂きました。
2002年頃からワインのスタイルに変化が見られたので そう伝えると やはりその時l期から、意識的に現在の様な ブルゴーニュらしいと言うかエレガントでフィネスが有り 美しい酸が表現されるスタイルにシフトしていったそうです。
その後の名声はご存知の通り。
ドメーヌ ぺロ・ミノ の1級畑 ”ラ コンブ ドルヴォー”
についても多くの
書籍等で書かれている ”なぜ あの区画がグランクリュでは無いのか?” も 答えを知りながら、でもやはりご本人に聞いてみたくて伺ってみました。
(私もシャンボール村に行くと 左側ドメーヌ ジャック・プリウール、右側 ドメーヌ コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエのミュジニーの区画の間にある坂道をのぼって行き ドメーヌ ぺロ・ミノの”1級 ラ コンブ ドルヴォー”の前をなだらかに右に曲がってシャンボール村に戻る・・・というルートを何度も散策するのですが、本当に「なぜ あの区画が特級畑では無いのか?」理解に苦しみます)
クリストフ・ぺロ・ミノ氏 曰く 「申請すれば特級になるかもしれないけど・・・今の所予定は無いね・・・」と仰っていました。
それよりも・・・と続けて「5年以内に ニュイ サンジョルジュにグランクリュの畑が誕生するかも知れないね」とお話下さいました。
ドメーヌ ティボー・リジェ・べレールが申請中みたいです。素晴しい事ですね。
話が戻りますが、畑がグランクリュになると収量も厳しく制限されますし税額も上がりますし、畑を売却するときも簡単には出来ないそうなので、 ”キュヴェ・ユルトラ” としてグランクリュ並みの金額で買手が付く、現状の方が良いのでしょうね。
それから お2人は数多ある ヴォーヌ ロマネ村の1級畑の名前の由来なども面白おかしく教えてくださり、その下ネタに一同大爆笑!
ドメーヌを後にしようとすると、私が頼んでいたタクシーを電話でキャンセルしているクリストフさんの声が・・・、あれ?と思っていると、ご自身の車で2村跨いだ ヴォーヌ ロマネ村のドメーヌ アンヌ・グロまで送って頂ける(運転はピエールさん) というのです!
最高です!
今回何件ものドメーヌの方が次の訪問地まで「車で送るよ」と提案して下さいました。
(ブルゴーニュには流しのタクシーなんて存在しませんから非常に助かります!)
勿論 お忙しい中申し訳ないので、その大半は遠慮申し上げましたが、ブルゴーニュの人々の親切心には頭が下がります。
次回訪日の際には「エピに食事に行くからね」、「絶対に行くよ」と何度も仰って下さり、社交辞令とわかっていても とても嬉しくなりました。
クリストフさん、ピエールさん本当に有り難う御座いました!