2012年ブルゴーニュワイン生産者訪問・・・ その 1 ドメーヌ ユドロ・バイエ・・・


パリに3日間、ブルゴーニュに5日間の滞在でしたので、ドメーヌは8件訪問させて頂く事が出来ました。

(インポーター各社、友人のK氏、本当に有り難う御座いました)

訪問生産者は・・・

1日目

シャンボール・ミュジニー村の
ドメーヌ アンドレ・ジルトゥーネル。

2日目

シャンボール・ミュジニー村の
ドメーヌ ユドロ・バイエ

ムルソー村の
ドメーヌ ジャック・プリウール

3日目

ヴォーヌ・ロマネ村の
ドメーヌ アンヌ・グロ


同じくヴォーヌ・ロマネ村の
ドメーヌ ジャン・グリヴォ


モレ・サン・ドゥニ村の
ドメーヌ ぺロ・ミノ

4日目


モレ・サン・ドゥニ村の
ドメーヌ デ・ランブレイ


シャンボール・ミュジニー村の
ドメーヌ ジャック・フレデリック・ミュニエ

全員が グラン・クリュを持つスタードメーヌ8件という布陣。

毎日が緊張と楽しみの連続。(初日は久しぶりのフランス語だったのでアテンドを頼みましたが2日目以降は全くの単独行動でしたので・・・)

各デギュスタシオンの合間を縫って モレ・サン・ドゥニ、シャンボール・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネ 3村全ての畑をめぐり、足の筋力も随分とアップしました。

では1件ずつ順番に紹介させて頂きます。

(日本で余り馴染みの無い ドメーヌ の アンドレ・ジルトゥーネルは次の機会にタップリ紹介します)

epiが2006年オープンでしたのでヴィンテージは2004年が市場に出ていた頃です。


ドメーヌ ユドロ・バイエ

2004年といえば ドミニク・ル・グエン氏 が先代からドメーヌを引き継いだ年であり、素晴しい評価を得た年でもあります。

epiオープンの際に多く扱ったドメーヌですので、私にとっても思い入れの深いドメーヌの一つで、毎年ワインリストにアップさせて頂いています。

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訪問先のドメーヌで私が必ずさせていただく質問が

”ご自身のドメーヌで1番好きな(思い入れのある)キュヴェは?”

というものです。

因みに ドミニクさんと 私の好きなキュヴェは同じで、嬉しかったりします。

(必ずしもトップキュヴェでは、無いのです・・・)

コート ド ニュイ でも有名な”畑の人”ですから、時間通りに訪問したときも当然 畑にいらして、ご長男が携帯で呼んでくれました。

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2011年を樽から、2008年、2009年、2010年はブテイユから試飲です。

どのヴィンテージの シャンボール 1級 ”レ シャルム” も シャンボールを象徴する美しい佇まいで、正にお手本の出来。

私の大好きな 1級 ”レ クラ”は、長いフィネスと花の香り、首から上を包み込むような芳醇な空気感でした。

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2009年と2010年の同じワインは渡仏直前に試飲済みでしたので、またしても「移動距離0メートル」の凄さを見せつけられました。

そして圧巻の ボンヌ マール!

ダークチェリー等、黒いフルーツのイメージは この畑にいつも感じることですが、マロラクティック発酵が終わったばかりの 6月の樽試飲では、強い刺激と元気な香りでストレートな葡萄のエキスを味わう事が出来ます。

このキュヴェだけ色も香りも異次元なので、ブラインドで出されてもボンヌマールだとわかりました。

日本ではなかなか見つからないですが・・・

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ドミニク氏の ドメーヌ裏庭 は借景に ”レ クラ” の畑が望める為、ドミニク氏も冗談半分で 「まるで自分の庭みたいだ」 と仰っていたのが印象的でした。

もともと大ファンのドメーヌでしたが、ドミニク氏にお会いできて更に好きになりました。

翌日、シャンボールの村で偶然お会いしたときも大きく手を振って ”Bonjour” と声を掛けてくださって とても嬉しかったです!

親切で明るい方。

ワインにも人柄が出るんですね・・・。

試飲後の感想は・・・2009年の”ボンヌ マール”を数本所有していますが、正直 手放すのが惜しくなりました。

お忙しい中、試飲の機会を下さった ドミニク ル グエン氏に心から感謝します。

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ドミニクさん   有り難うございました!